窓口支援事例

株式会社ビッグウィル
特許実用新案契約・法務

天然木極薄つき板シートを製造・販売

企業情報

所在地
徳島県三好郡東みよし町昼間20番地1
ホームページ URL
http://www.bigwill.co.jp/
設立年
2007年
業 種
製造業(木工品)
従業員数
20人
資本金
4400万円

企業概要

当社は四国・吉野川中流域の清閑な山あいにあり、天然木極薄つき板シートの製造・販売の他、極薄つき板シートを使った建材製品、インテリア製品、文具製品、雑貨などの製造販売を行っています。2015年春に新工場が稼働し安定供給体制が整ったことから、国内市場に加えて今後は中国、韓国、米国などの海外市場開拓も視野に入れ、極薄シートの輸出を本格化します。

自社の強み

当社は天然木を極薄シートに加工する独自技術を確立し、極薄つき板連続シートを製造しています。世界最薄水準となる0.1ミリのつき板シートを開発するなど、天然木材をスライスしてシート状に加工する技術ではトップレベルの企業と自負しております。当社の木製シートは、つき板に裏打ちの紙を貼り合わせるなど独自の工法で製造しており、木の風合いがありながら、紙のように軽く扱いやすく、印刷や着色がしやすく、デザイン性が高い商品を作ることができます。

一押し商品

天然木極薄つき板「恋樹百景」は天然木を独自の特許技術により世界最薄水準まで加工し、更に特殊紙を裏打ちした、折り曲げても割れない木材シートです。
国土交通省より「不燃認定・準不燃認定・F☆☆☆☆認定」を取得した画期的な商品です。認定取得済の為、公共施設等、内装制限が有る場所にも施工する事が可能で、木材を様々な場所に手軽に使用する事ができます。
(F☆☆☆☆認定:シックハウス対策のホルムアルデヒト発散が最も少ない事を示す認定記号です。)

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

同社の社長がアイディアマンで極薄つき板シート製造装置の開発に取り組み、その装置の特許出願について訪問による相談をさせていただいたことが最初のきっかけです。

最初の相談概要

極薄つき板シート製造装置の改良について日夜検討を進めていたアイディアの保護について知財総合支援窓口に相談がありました。ノウハウか特許出願か、特許登録されるための条件、先行技術調査方法、願書の作成方法、特許出願手続等についてアドバイスさせていただき、自社出願されました。

その後の相談概要

各種契約書の相談や、技術情報検索、侵害防止、自社出願などで知財総合支援窓口を利用されています。
また、共同開発契約書、秘密保持契約書や試作品の特許抵触判断等で弁理士相談も活用されています。

窓口を活用して変わったところ

重要発明は今までとおり弁理士に依頼されていますが、その他については自ら特許検索をして自社出願され、年金納付手続についても自社で手続をされるようになりました。実用新案品も積極的に商品化を行い、知財を活用されるようになりました。また、新工場の稼働に伴い、知財関係の担当者を増やすなど、知財活用に関する関心も少しずつ高まっているようです。


企業からのメッセージ

当社は徳島市から遠く離れた山あいにありますが、遠路にも関わらず知財総合支援窓口担当者や専門家の方々にも訪問頂き、大変助かっています。特許等を自社出願することは考えてもいませんでしたが、先行技術調査や記載方法等について丁寧に指導していただき、実用新案を出願し、商品化もしてきました。この事は社員の自信にも繋がっています。自社がヤル気になって相談すれば、知財総合支援窓口担当者からは最後まで指導して頂けます。

窓口担当者から一言

窓口独自で対応しきれない案件については弁理士、弁護士の他にデザイン・ブランド専門家等の紹介もさせて頂きます。海外進出を検討されているようですので、外国出願支援事業や海外知財専門家、海外知的財産プロデューサー(海外知財PD)などの紹介も可能です。今後も知財総合支援窓口をご利用いただければ幸いです。 (松本正市)

天然木極薄つき板シートを製造・販売(164.2 KB)

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掲載年月日:2016年4月19日

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