窓口支援事例
社会福祉法人 花輪ふくし会
商標ブランド

登録商標で販路拡大

企業情報

所在地
秋田県鹿角市
ホームページ URL
https://a-hanawafukushikai.jp/
設立年
1965年
業 種
医療・福祉
従業員数
706人
資本金
-

企業概要

花輪ふくし会は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ心身ともに健やかに育成され、又はその有する能力に応じ自立した生活を地域社会において営むことができるよう必要な福祉サービスの提供、地域生活支援及び就労支援を行うことを目的として、各種社会福祉事業を行っています。

自社の強み

花輪ふくし会が運営する、かづのわくわくファクトリーでは、障がいとともに暮らす人たちの働く場として比内地鶏の飼育、加工、販売を行っております。私たちは、比内地鶏を地道にコツコツと真剣に、愛情たっぷり手間隙かけて飼育しています。
また、EM活性液で発酵させた飼料や乳酸菌を与えることによって、より健康な鶏に育ち、比内地鶏本来の旨みも増して、さらに美味しい比内地鶏を自信を持ってお届け出来るようになりました。
食の安全を第一に心がけて安心して美味しく召し上がって頂けるよう、これからも努力してまいります。

一押し商品

比内地鶏を手軽に楽しめるような商品をと試行錯誤した結果、生まれたのがこの「とりびあん」です。もも肉、むね肉の大きさを揃えてカットしそれぞれを丁寧に炭火で手焼きしています。
調味料は地元の老舗蔵、(株)浅利佐助商店のみそ「福寿百年蔵R」、醤油、かづの銘酒(株)の地酒「千歳盛R」を使用するなど鹿角産に拘りました。
ちなみに、名前の由来はフランス語で「おいしい」という意味の「tres bien」からとっています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

パッケージを大幅にリニューアルするため、あきた産業デザイン支援センター(あきた企業活性化センター内)に相談し、デザイナーとともに新たな商品ブランドを含むパッケージをデザインした際、同デザイナーおよびあきた産業デザイン支援センターのデザイン相談員から商標登録を勧められたのを契機に、知財総合支援窓口に電話相談がありました。

最初の相談概要

新たな商品ブランド名を「とりびあん」にしたいと希望されたため、商標制度の概要および商標調査方法を説明し、問題となる他者の登録商標が無いか確認していただきました。呼び方の似ている他者の登録商標があったため、このまま使って大丈夫か?商標登録は可能か?について知財専門家(弁理士)相談を受けることを提案しました。

その後の相談概要

配置専門家(弁理士)より、僅かであるが警告リスクが考えられるので安心して使うためには、図案化されたロゴマークにて商標登録したほうが良いとのアドバイスを頂き、同弁理士に別途、商標申請を依頼し、商標登録されました。

窓口を活用して変わったところ

配置専門家(弁理士)相談をうけることで、商品販売における登録商標の重要性が認識でき、商標登録されたことにより、「とりびあん」を比内地鶏商品のブランド名と位置づけて販路開拓に注力した結果、東京の百貨店でギフトセットに採用されるなど販路は拡がりをみせています。


企業からのメッセージ

商標については全くの素人でどうすればよいかわかりませんでしたが、知財総合支援窓口のおかげで登録商標を取得でき、安心して販促活動ができるようになりました。
また、知財総合支援窓口を紹介して頂いたデザイナーおよびあきたデザイン支援センターのデザイン相談員にも感謝したいと思います。

窓口担当者から一言

パッケージデザインを担当されたデザイナーが、東北経済産業局主催の知財経営セミナーの受講者で商標に詳しい方で良かったと思います。今回商標登録された「とりびあん」が比内地鶏商品における信頼のブランドになることを期待しています。 (田嶋 正夫)

登録商標で販路拡大(244.2 KB)

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掲載年月日:2016年10月31日

更新年月日:2022年1月14日

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