窓口支援事例
株式会社ダイワメカニック
特許営業秘密・ノウハウ事業・経営

新規事業「研磨工程の自動化」について幅広い支援を提供!

企業情報

所在地
新潟県燕市
ホームページ URL
http://www.daiwam.co.jp/
設立年
1984年
業 種
製造業
従業員数
48人
資本金
5,000万円

企業紹介

 当社は、洋食器・金物などで有名な新潟県燕三条地域を拠点とする産業機械メーカーとして、創業者一人きりの機械設計事務所から始まり、地場の各企業のオーダーに応えながら成長を遂げてきました。
 今では48人を数える従業員による設計・製作から施工、アフターサポートまで一貫した体制を構築し、ものづくり企業の強みを大いに発揮しています。

相談のきっかけ

 職人の高齢化と人手不足に対応するため、洋食器研磨工程のロボットによる自動化を大学と共同で進めていたところ、関東経済産業局と燕市役所産業振興部から「ロボット開発では特許などの知財戦略が重要」と、INPIT新潟県知財総合支援窓口を紹介されたのがきっかけです。

支援概要

 支援開始以前に出願済みの特許について、セカンドオピニオン的に内容を検討するとともに、共同出願契約の内容の見直しなどを、専門家を活用して行いました。
 また、ロボット開発という新規事業に向けて、他社の特許等を侵害していないかの確認など、INPITの特許情報分析支援事業を利用して総合的に知財戦略を見直しました。
 さらに、海外進出に際しての留意点の把握や出願検討も専門家を活用して行いました。

支援成果

 知財面も考慮してビジネスモデルを構築し、具体的なアクションプランを作ることができたことから、新規事業の効率的な立ち上がりが期待されます。
 社内での秘密保持の重要性に気づき、営業秘密管理のチームを設置する等、体制整備が進んでおり、共同開発における契約意識も高くなりました。
 また海外での事業展開に備えて検討した特許の海外出願も終えています。

企業コメント

 支援を受ける過程で、自社を今後どういうふうに磨いていくと輝きが増すのか、という道筋が見えてきました。これからの開発・製造に邁進する自信がついたと思います。現在新工場を建設中であり、今後はロボットの初号機の完成と並行して、将来を見据えた事業プランを作っていきます。

窓口担当者コメント

 同社はさまざまな課題を解決する技術的対応力に優れ、地場の企業のオーダーに応えることで成長してきました。今後は、職人の技を再現する画期的なロボットの開発製造により、さらなる飛躍につなげることを知財面から支援していければと思います。 (山田 歩)

新規事業「研磨工程の自動化」について幅広い支援を提供!(135.6 KB)

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掲載年月日:2022年9月 8日

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