窓口支援事例
九州製核株式会社
特許意匠商標

新製品開発・販路開拓をよろず支援拠点と連携支援

企業情報

所在地
長崎県佐世保市
ホームページ URL
https://h-pearl.jp/
設立年
1968年
業 種
養殖用真珠核製造販売,貴金属販売
従業員数
5人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は養殖真珠用核の製造販売を行っている会社です。九州地域で真珠核の製造業は唯一当社だけとなっています。創業以来、養殖業者からの急ぎの注文にも即日納品できる体制が強みになっています。今後はSDGsに配慮した新製品開発にチャレンジし、新たな事業創出による「樋口真珠」のブランディングにも力を入れていきたいと考えています。

相談のきっかけ

 きっかけはINPIT長崎県知財総合支援窓口より送付したニーズ調査アンケートに「製品のアイデアがある(権利化を検討している)ため窓口へ相談してみたい」、と回答いただいたことでした。相談者は最初、どんな対応をしてもらえるのか分からなかったが、藁をもつかむ思いで回答していただいたそうです。

支援概要

 真珠核の材料である貝殻の残りが産業廃棄物となる為、同社の製造ノウハウを活かして新たに開発されたシェルスプーンに対し、知財戦略の重要性を説明し、特許・意匠・商標の出願に向けた支援を弁理士を活用して行いました。並行してよろず支援拠点と連携して販路開拓・事業戦略の支援を行い、ホームページ作成及び新製品をリリースすることができました。

支援成果

 新製品のシェルスプーンについて、意匠(意匠登録第1740141号,1740142号)及び特許出願、商標出願で知財を保護し開発製品の差別化・競争力強化を図り、ネットでの販売も開始することができました。今後はスプーンに限らず、新たな新製品開発にもチャレンジされる予定です。

企業コメント

 「マザーオブパールスプーン」の特許、意匠の出願の際はご尽力いただきましてありがとうございました。アンケート回答がきっかけとなり、支援機関の方々が親身になってご支援して下さり、大変感謝しております。課題は沢山ありますが、心強く前進して行けそうです。

窓口担当者コメント

 九州経済産業局知的財産室の支援も受けられることになり、より知財意識が高まり、ブランディングにも力を入れようとされています。また真珠核の製造行程においては守るべきノウハウも沢山あるため、今後営業秘密管理についても必要性を感じておられますので、当窓口を活用し継続して支援が必要と考えています。 (水野 優)

新製品開発・販路開拓をよろず支援拠点と連携支援(116.7 KB)

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掲載年月日:2023年4月13日

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