窓口支援事例
スタジオISA-na
特許事業・経営

コロナ禍での挑戦!つけペン用インク壺の開発

企業情報

所在地
沖縄県石垣市
ホームページ URL
http://www.isa-na.net/
設立年
2012年
業 種
製造業
従業員数
1人
資本金
-

企業紹介

 観光地としても有名な沖縄県石垣島にて、体験型ガラス工房を運営しています。作家自身がガラス作品、アクセサリーを制作するスタジオですが、観光地ということもあり、お土産にも適したガラスアクセサリーの制作を体験できるサービスも行っています。

相談のきっかけ

 コロナ禍となり、石垣島への観光客が激減したタイミングで工房への来客減少に直面しました。自社商品として販売できるアクセサリー以外のガラス雑貨の開発制作に取り掛かろうと、INPIT沖縄県知財総合支援窓口に相談をいただいたのがきっかけです。

支援概要

 同社のインク壺は、最近愛好者が増加しつつある、昔ながらの“つけペン” タイプの“ガラスペン”の使用に便利な器具であり、インク溜まりの形状に特徴があるため、少量のインクで筆記に十分なインクをつけペンに付けることができます。そういった形状や機能の特徴を整理し、特許権や意匠権の活用を検討しましたが、意匠権では十分な保護が得にくいとの判断から、特許出願してはどうかとのアドバイスを行いました。特許出願の手続きに関しても支援を行い、出願を完了させました。また事前に県外の工芸関係の展示会に展示した経緯があったため、同時に「新規性喪失の例外適用」に関する書類提出の支援も行いました。

支援成果

 同社はインク壺の特許出願を済ませた後、工房併設の店舗にて販売を開始しました。また広く手に取ってもらうために、卸業者への営業を行い、2023年3月以降に 東京・大阪・福岡などの一部書店、文具店等で販売を開始することが決定しました。

企業コメント

 特許出願にあたって、様式などの説明や、たくさんのアドバイスをいただきよい経験になりました。不安なく申請を完了できたのは、窓口スタッフのきめ細やかなフォローのおかげです。今までにないガラスの商品を生み出すことにより、作家としても店舗としても力をつけていきたいと思っていたので、知財の知識を得るとてもよい機会となりました。

窓口担当者コメント

 コロナ期間中における相談支援は、電話、メール、ビデオ会議のみで実施しました。出願書類をいくつかのパートに区分けして、頻繁にメールをやりとりし、電話等での確認も行いました。 (宮川 準)

コロナ禍での挑戦!つけペン用インク壺の開発(120.2 KB)

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掲載年月日:2023年4月21日

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