窓口支援事例
合名会社もりまさ工務店
特許営業秘密・ノウハウ事業・経営

圧倒的な防音技術によって未来を切り拓く

企業情報

所在地
京都府宇治市
ホームページ URL
https://www.morimasa33.com/
設立年
2015年
業 種
建築工事業
従業員数
4人
資本金
50万円

企業紹介

 当社はリノベーションと屋根葺き替え事業が売上の大半を占める地域密着型の工務店です。2015年宇治市を地場として営んできた工務店を合名会社としました。住宅の施工を通じ顧客の要望を的確に掴み、信頼関係を構築し多くの実績を積んでいます。長年研究開発を続けてきた防音扉と高性能な防音室を新事業として立上げ、製造・販売に乗り出しました。

相談のきっかけ

 同社はコロナ禍でメイン業務のリフォームなどの受注が激減して経営状態が著しく落ち込んでおられる中、よろず支援拠点とINPIT京都府知財総合支援窓口が共催した商標セミナーに参加されました。その後、商標権の取得と防音扉の新規事業の立上げについてご相談を受け、支援が始まりました。

支援概要

 新規事業の中核となる製品である防音扉には自社開発された独自技術が含まれており、事業を開始する前に特許出願をすべきと提案しました。出願にあたっては、発明のポイントを整理し専門家(弁理士)を活用して特許出願の支援を行いました。また、防音市場に参入するためには、経営課題を整理し今後の事業展開も視野にいれた支援が必要と考え、複数の専門家(知財経営専門家、中小企業診断士等) で支援チームとして企業の成長を支援する「加速的支援」へと繋げました。

支援成果

 独自技術の防音扉を展示会に出展する前に特許出願することができました。防音扉は各展示会で大きな反響があり、他業種からの問い合わせも増えています。独自技術と他社の商材を組合せて性能・用途別の防音設計を提案できることから、大規模な建物の防音工事の商談が進んでいます。また、合名会社もりまさ工務店のグループ会社として、防音室・防音扉の開発とコンサルティングを主業務とする「株式会社音無」を新たに設立し、本事業を強力かつ確実に推進する体制を整えました。

企業コメント

 現在、商談中の案件も多数あります。「知財を活用できたことによって販路が増えた」というのが実感です。また、「特許出願中」だけでは、金融機関からの信頼度は低く、融資の話も途絶えかけていたのですが、INPITから「加速的支援」の対象企業に選んでいただいたことで、金融機関からの信頼度が非常に高まりました。

窓口担当者コメント

 セミナーに参加していただいたことがきっかけで支援に進みました。専門家の支援と同社社長の行動力でもって支援開始後、短期間で成果が出ていることは驚いています。商談中の案件が成立し、ブランド力を高める支援が続けられたらと考えています。 (植田 あけみ)

圧倒的な防音技術によって未来を切り拓く(133.6 KB)

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掲載年月日:2023年6月22日

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