窓口支援事例
株式会社清和パネル
意匠商標事業・経営

独自技術の権利化により他社と差別化

企業情報

所在地
千葉県千葉市
ホームページ URL
http://www.seiwa-panel.net/
設立年
2018年
業 種
製造業
従業員数
13人
資本金
800万円

企業紹介

 当社は、2018年4月に仮設防音パネルの製造・販売を事業として設立し、開発・設計・製造部門と販売・サービス部門が一体となった企業です。2022年9月に(社)仮設工業会の認定を取得しましたので、仮設防音パネル及びその備品を含めてリース販売も展開しました。

相談のきっかけ

 仮設防音パネルの製造・販売を予定していた時に、知人から第三者特許に注意したほうが良いと言われたので、それを調査検討したいとINPIT千葉県知財総合支援窓口に企業設立半年後に初めてご相談がありました。

支援概要

 まず、知的財産制度を説明し、J-PlatPatの検索、特許などの検討の仕方を説明しました。その後、仮設防音パネルのフレーム部分の特許・登録意匠を抽出する検討を開始し、次に、コーナーパネルやコーナー部材関連も追加して数十件については詳細に検討して意匠出願したところ登録となりました。また、販売を開始してから仮設防音パネルなどのレンタル基本契約書について支援しました。これらの検討には特許・意匠・契約書関係のそれぞれの専門家を活用しました。

支援成果

 仮設防音パネルの事業を開始することができ、登録意匠5件と登録商標2件を取得しました。特に、独自技術の防音パネル用コーナー材(意匠登録第1676122号)と「ノイズガード」(商標登録第6158965号)で他社製品と差別化ができ、またレンタル販売の開始で事業の拡大と雇用の拡大もできました。

企業コメント

 特許や意匠登録、レンタル契約書の検討等、親切に相談に乗ってくださり、大変感謝しております。前記の事柄をスムーズに進められたのはINPIT千葉県知財総合支援窓口ご担当者様のご支援のおかげです。ありがとうございました。

窓口担当者コメント

 第三者の数多くの特許・登録意匠を2年近く粘り強く検討し、それらの権利を回避すると共に他社製品と差別化を図る独自技術を創出したことが、同社の事業化の成功のカギと思います。 (窪田芳雄)

独自技術の権利化により他社と差別化(102.9 KB)

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掲載年月日:2024年2月 7日

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