窓口支援事例
株式会社血栓トランスレーショナルリサーチラボ
特許商標

スタートアップ企業の基礎技術を知財で保護

企業情報

所在地
熊本県熊本市
ホームページ URL
https://t-trl.com/
設立年
2019年
業 種
製造業
従業員数
5 人
資本金
500万円

企業紹介

 当社は、血栓形成のメカニズムを探求し、より深く理解することで、血栓が関わる病気の診断と治療の発展に貢献している企業です。

相談のきっかけ

 同社がスタートアップ企業として創業した際に、キーテクノロジーを知財で保護したいとの相談がINPIT熊本県知財総合支援窓口にありました。

支援概要

 当窓口で課題を整理した後、専門家を活用し、同社代表が発見した新たな血液凝固メカニズムを基にして、従来の試験法を大幅に改良した高感度の微量トロンビン形成試験血栓投薬に関する技術の特許権利化支援を行いました。
 特許権利化と並行して、検査薬の販売に先立ち同企業ロゴと商品名称の商標出願、権利化支援も行いました。

支援成果

 血液凝固検査試薬、および血液凝固検査方法の特許権(特許第6883899号)と同社ロゴ、販売商品名「SMAT」の商標権(商標登録第6395669号、第6395670号)を取得することができ、検査薬の上市に貢献できました。
 さらに、PCT出願を行い、その後アメリカの国内手続きに移行されました(国際公開WO/2022/123827)。
 同社の技術は血栓がかかわる病気を持つ患者を救う手助けとなる検査薬です。

企業コメント

 初めての権利化で分からないことばかりでしたが、同窓口からの我々スタートアップ企業への支援も丁寧で大変感謝しております。
 登録後も情報提供をこまめにいただいており、海外展開に向けた準備も順調です。ありがとうございます。

窓口担当者コメント

 同社の血栓に関する研究成果が、知財で保護できてよかったと思います。
 今後は、研究の成果が広く活用され、多くの血栓患者の救いとなるよう願っております。 (荒岡 慶志)

スタートアップ企業の基礎技術を知財で保護(103.6 KB)

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掲載年月日:2024年2月19日

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