窓口支援事例
株式会社あづま
特許商標

特産品の高付加価値取り込みと知財保護で経営力アップ

企業情報

所在地
青森県上北郡七戸町
ホームページ URL
https://www.aduma-aomori.co.jp/company
設立年
1991年
業 種
農業、農産物加工販売
従業員数
50人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は長いもやにんにくなど根菜類の産地で知られている青森県南部地域にあり、長いもや米の栽培のほか、地元の長いも、にんにく、カシス等の加工・販売にも対応しています。主な加工品としては農産物加工、冷凍食品加工、乾燥加工、粉末加工に取り組んでいます。

相談のきっかけ

 同社が長いも「ななこいも」の商標登録を行うにあたり、INPIT青森県知財総合支援窓口に電話をいただいたことがきっかけとなり、その後は粉末化した加工野菜の名称の商標登録や商標権の更新等について支援しました。

支援概要

 商標登録のための支援をはじめとし、野菜や調味料の加工技術が他社特許を侵害していないかを調べるための先行技術調査や、さらにそれらの残渣を加工して作るパウダー商品とその商品技術が特許出願可能か、等の相談について、専門家(角田世治弁理士、角田特許商標事務所)を活用した支援を行いました。

支援成果

 知財権の取得や、他社の知財権の侵害リスクを回避したことで、地元の長いもの契約農家が商標登録時点から大幅に増えました。野菜や果物で捨ててしまう残渣を乾燥加工し、ペットフードや家畜飼料として利用するなど、食品ロスをなくすアップサイクルにも貢献しています。

企業コメント

 商標や加工技術などの知的財産に関して課題が生じた場合は同窓口に相談してきました。新商品の販売前には商品名が他社商標を侵害していないか必ず相談しています。関係者に当社の商標権や取組を理解いただき、今後も農業経営に知財を生かしつつ改善を図り成長していきたいと考えています。

窓口担当者コメント

 同社社長は発明への関心が高く、常にどうすれば無駄なく生産物を使い切れるか、またどのように加工すればより喜ばれる商品になるかを専務とともに考え実践し、農業経営に積極的に取り組んでいます。 (今野 峰子)

特産品の高付加価値取り込みと知財保護で経営力アップ(111.3 KB)

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掲載年月日:2024年3月 7日

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