FM三重(78.9MHz)ラジオ番組「ゲツモク!」スタジオ収録風景【1/27】

2025年01月29日

▼パーソナリティー
 FM三重アナウンサー 代田 和也(しろた かずや)氏

▼出演者
 ◆NPO法人 松阪もめん振興会
  理事 坂梨 律子(さかなし りつこ)様

 ◆三重県産業支援センター
  技術支援課 知財総合支援窓口 相談対応者 村上 一仁(むらかみ かずひと)

写真(左から:村上、松阪もめん振興会 坂梨様)

写真(左から:FM三重アナウンサー 代田様、松阪もめん振興会 坂梨様、村上)

NPO法人 松阪もめん振興会
江戸時代から受け継がれる“松阪もめん”の手織りの技術の伝承と普及に取り組んでいます!
 

 事業拠点である「松阪もめん手織りセンター」では、松阪もめんの反物・和服をはじめ、その素材を活かした小物入れやブックカバーなど、さまざまな商品を企画・販売しています。松阪もめんは、天然藍で染め抜いた「松坂縞(じま)」と呼ばれる縞模様が特徴ですが、センター内にある機織り機を使って、実際に手織り体験もできるようになっています。また、中学や高校とも連携し、松阪もめんのワークショップやファッションショーなどのイベントを行い、若手の育成にも力を注いでいます。
 2019年には地域団体商標の取得を目指し、松阪もめんの伝承を支援する団体「コットンライフ」、「御絲(みいと)織物」、「ゆうづる会」の3者が三位一体となってNPO法人を立ち上げ、設立5年目となる2024年11月、「松阪もめん」が地域団体商標として登録されました。国のお墨付きを得たことで、地域ブランド商品としての認知度が大きく向上し、地域振興の面からも成長への期待感が一段と膨らんでいます。

 INPIT三重県知財総合支援窓口では、「伝統産業である“松阪もめん”を守り、松阪の誇れる文化として次世代に繋げていきたい」という、振興会の方々のひたむきな想いを受けて、約30回にわたって訪問し地域団体商標の取得に向けた伴走支援を行いました。NPO法人の立ち上げから、権利取得まで5年という長い歳月を要しましたが、商標取得の活動を通じて、ブランド力が磨かれ、メンバー間の結束も非常に強固なものになったと実感しています。地域団体商標出願を済ませた頃から、「松阪もめん」という知財(資源)を経営にいかに活かすかという観点からアドバイスをさせていただいており、現在は守りから攻めに転じるべく、今後の事業の方向性を決する上で重要な実行計画の策定の支援をさせていただいています。

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