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【第2回:笹だんごパン】地域のイイもの発見し隊!

2021/12/15

INPIT地域支援部の食いしん坊メンバーが、知財総合支援窓口で支援した地域のイイものを紹介するコーナー

私たちがレポートします!

O野:高知県出身。甘いものに目がなく、子どものおやつをつまみ食いすることもしばしば。ステイホーム期間中はお取り寄せで地域の味に舌鼓を打つ。お取り寄せのし過ぎで家計が心配…。

E藤:福岡県出身。小さい頃からおいしいものを食べるのが大好き。おいしいものに関する情報はSNS等で随時チェック!最近のマイブームは、お散歩しながらパン屋さん・コーヒー屋さんめぐりをすること。

H坂:宮城県出身。コロナ禍のステイホームをきっかけにパン焼き・お菓子作りに目覚め、研究を口実にあちこち食べ比べをする日々。週末は、かっぱ橋道具街の出現率高め。

笹だんごパンパッケージ

『笹だんごパン』誕生のひみつ

E:Hさん、Oさん見て下さい!このパン、すっごくかわいくないですか♡?私の大好物の新潟名物笹だんごが丸ごと入ったパンなんです!先日、テレビで取り上げられているのを見てこのルックスにひかれ、思わず通販で買っちゃいました!入荷待ち登録してから3か月かかってようやく入手できました。

H:『笹だんごパン』!?名前からしてとってもおいしそうですね♪しかも、新潟県産コシヒカリの米粉を使用!まるっと新潟の名物を堪能できる予感。新潟県上越市の地域ブランド「Made in JOETSU」にも認証されていますね!

小竹の笹だんごパン

E:この商品を作っている株式会社小竹製菓(こたけせいか)さんは、大正13年に創業した新潟県上越市の老舗のパン屋さんで「働いているスタッフが食べたくなるようなパン作りを行う」というこだわりをもとに、『笹だんごパン』のほか、『サンドパン』、『謙信の里』など数々の商品を生み出しています。『笹だんごパン』開発のきっかけは、「新潟名物の笹団子とパンを一緒に食べることができたらいいな」という3代目小竹社長の想いがきっかけみたいです。

O:HPを拝見すると、生地のつなぎに米油を使い、ヘルシーで体に良い商品づくりにもこだわっているようです。7年の歳月の末に完成した商品とのこと、とっても気になります!

E:お店のある新潟県上越市は戦国武将上杉謙信のゆかりの地ですね!小竹製菓さんは、上杉謙信が梅を好んで食べていたと言われる由縁から開発した『謙信の里』や日本三大夜桜として有名な上越市・高田の銘菓の『高田焼』も製造されているそうです!

新潟県上越市望む上杉謙信像と高田城址公園を彩る夜桜 写真提供:上越市役所様

H:こんなお話を聞くと、地元とスタッフ、そして消費者への愛に溢れた商品だということがよく伝わってきますね。

O:小竹製菓さんのこだわりがつまった『笹だんごパン』、早速いただきましょう♪

いざ、実食~!

E:もちもち感がすごいです!和の笹団子と洋のパンがこんなに合うなんて!きなこで香ばしさがプラスされていてとってもおいしいです♪

O:パン表面の焼き色が食欲をそそりますね~。断面図は、パンに包まれた笹団子の緑が綺麗ですね!中身はあんこぎっしりで食べ応え抜群です!

H:米粉のパン生地とよもぎ餅の食感がたまりませんね♡大粒のあんこも上品な甘さでよもぎの香りとマッチしています!片手に収まるサイズ感もちょうど良い大きさです。

『笹だんごパン』の生みの親、株式会社小竹製菓 小竹社長にお話を伺いました!

E:今回は、支援を担当されたINPIT(インピット)新潟県知財総合支援窓口【長岡窓口】の中村敏行さんが現場から中継してくれます!中村さーん!

中村:はい!窓口支援担当者の中村です。
『笹だんごパン』を製造・販売している株式会社小竹製菓様へおじゃましていますので、小竹孝雄社長さんに早速お話を伺いたいと思います。そもそも笹団子をパンで包んだ『笹だんごパン』を思いつかれたきっかけは何だったんですか?

社長:当社は、大正13年創業の菓子店で、団子や餅等の和菓子から始まりました。昭和になると「たまごパン」等の家庭用おかし類を加え、戦後以降は食の西洋化に伴い洋菓子が多くなり、現在ではパンやケーキをメインにしながら、新潟名物の笹団子も自社で製造・販売しています。今から15年くらい前に「パンと笹団子を一緒に食べられたらいいよね」なんて話が社内であって、『笹だんごパン』を商品化しました。

中村:随分前からあったんですね(驚)!当時から好評でしたか?

社長:いえいえ、売上はずっと芳しくありませんでした(苦笑)。そこで2015年の北陸新幹線開業を契機として新潟の新名物になるようなリニューアルを決意しました。売上げが伸びない要因を検討した結果、パン生地が厚いので一口で笹団子まで到達しないのが問題ではないかと考え、薄くしつつもパン生地の強度を保つため新潟県産コシヒカリの米粉を混ぜて今の生地と形が完成しました。

中村:だからズッシリ重量感があって、モチモチ&しっとり食感なんですね。商品名やパッケージデザインもリニューアル時に変更されたんですか?

社長:商品名は、当初から『笹だんごパン』でしたが、現在のパッケージは、初めて中村さんとお会いする少し前のリニューアル時に完成しました。中村さんと出会ったのは、上越商工会議所さんから知財総合支援窓口の出張相談会をご紹介いただいたのがきっかけでしたね。

中村:そうですそうです。たしか、「笹だんご入りのパンだ!」で、パンダのデザインでしたよね?

社長:そうなんです(笑)。家内と一緒に考えました。パンダに好物の笹と中身の笹団子を持たせていますが、これも家内のアイデアで、どっちも小竹の「竹(笹)」つながりです。

中村:その他、工夫されていることはありますか?

社長:小竹のパンは市内のスーパーや高校の売店でも提供させていただいているので、皆さんがお持ちの「小竹のパン」の風味や食感等のイメージを大きく損なわないよう、材料の工夫や笹団子の存在を邪魔しないように温度管理や製法等の調整をしていますが、そこは企業秘密です(笑)。おかげさまで、上越市選定「Made in JOETSU」認証品に選ばれたので、展示会等への参加費補助、認証品パンフレット等によるPR、スーパー等の特設販売コーナーへの出品等で助けてもらっています。今回上越市の認証品になりPRもされ、またブームにも乗り、商標登録の重要性を改めて感じました。今後も品質重視でやっていきたいです!

中村:出張相談会に参加いただき、その際、商品を拝見しながら商標についての説明をした記憶がありますが、ご理解が早かったですよね。

社長:当社の古くからの看板商品『サンドパン』の商標登録出願(2006年に商標登録第4962361号)で経験があったことから予備知識を持ってましたし、中村さんの説明が分かりやすかったこともあり、自分で出願できるかなと思いつつ聞いていました。

中村:2017年の『笹だんごパン』のパッケージイラストの出願(翌年に商標登録第6030661号)の際には、直後に上野動物園でシャンシャンが誕生したのと合わせて『笹だんごパン』が取り上げられたのはラッキーでしたし、その後も地元中高生から大人気で売り上げも好調だったそうですね。特に、各媒体で紹介されたメガヒットの今年(2021年)は双子のパンダのシャオシャオとレイレイが上野動物園で生まれ、やっぱり『笹だんごパン』は、パンダと縁がありますよね!

社長:『笹だんごパン』の出願直後のシャンシャン登場は、久々のパンダニュースだったので驚きました。北陸新幹線に合わせてリニューアルした商品を購入された方が、当時ちょうど流行りだしたブログ等のSNSで紹介し、次に各種雑誌や新聞等の取材が入り、そして今年は、全国ネットの民放ゴーデンタイムのバラエティ番組やNHK-BS等に取り上げてもらって多くの問い合わせをいただき、さらには、またまたパンダの双子出産というフォローを受けて、『笹だんごパン』や当社にとって本当にありがたくも目まぐるしい年でした。これもパンダと中村さんのおかげです(笑)。今後もフォローアップをお願いします。

中村:お役に立てて良かったです!!大人になっても懐かしいパンであることから上越市民のソールフードとも呼ばれている小竹のパンの風味を維持しながら笹団子を包み込むのは大変だったと思います。では、このコラムをお読みの方のためにも『笹だんごパン』を購入できる場所を教えてもらえますか?

社長:本社販売所と北陸新幹線上越妙高駅の売店等、あとは不定期ですが東京駅、上野駅、秋葉原駅、そして日本橋高島屋新館と東急プラザ渋谷店のAKOMEYA TOKYOで販売しています。一日の製造は1,000個くらいが限度でして、ネットの大手通販サイトでも限定的に販売していますが、皆さんのご要望に十分に応じられないのが申し訳ないです(頭を下げる)。

中村:最後に、これからの計画等があれば教えて下さい。

社長:皆さんに愛される商品作りを家内や従業員一同と続けたいと思っています。

中村:楽しみにしています。お忙しい中、お仕事の合間に対応して下さりありがとうございました!以上、現場から中村がお伝えました。

知財解剖図

コレも知財!?パッケージデザインのアイデアも知的財産! ココに知財!商標登録第6030661号笹だんごパン/ササダンゴパン

小竹社長から皆様へのメッセージ

『笹だんごパン』は、販売当初から商品自体に自信はあったものの、思いとは裏腹に残念な状況が長く続いていました。新潟県や上越市の新名物を目指して改良し、色々な人たちの協力を受け、運もちょっと味方してくれたおかげで、今ではかなり認知されました。“一度食べたら直ぐまた欲しくなる!リピーター続出”なんて噂を聞くと、これまでの苦節が報われる思いです。『サンドパン』とツートップを組む当社の看板商品になった自慢のオリジナル商品を是非ご賞味下さい。

(了)

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