当社は、2006年の創立以来、分析技術のノウハウを蓄積してまいりました。豊富な経験・技術をベースに理化学機器の開発を行い、設計から製造・販売・サポートまでトータル的に対応しております。特殊な仕様につきましてもオーダーメイド・カスタマイズでお応えしております。お客様の問題解決の手段として受託分析を実施するとともに、分析機器販売から分析コンサルティングやビジネス文書・資料などの翻訳サービスまでトータルサポートを実施しております。今後も分析業界のパイオニアとして邁進してまいります。
当社は、今までありそうでなかった製品や特殊な仕様品など、お客様のご希望の製品を1台から製作いたします。お客様だけのオンリーワン製品をお届けします。また、当社の製品をよりお客様のニーズに適応するように改良いたします。このように、特殊な仕様品にもフルオーダーメイド、カスタマイズで確実にお応えしております。さらに、より高度な分析が行える装置開発に力を注ぎ、実用新案、特許の出願を行ってきました。
国内初の全自動加熱加湿洗浄法®を用いたサンプリングバッグ洗浄装置SHC-3シリーズは、10L専用と10L~300Lを同時に3枚、或いは2000Lのバッグ1枚を乾燥機内に設置した加湿瓶により効率的に加湿洗浄を行い乾燥工程でも完全な水分除去を実現しました(特許第6443629号、特許第6601960号)。これまで手作業での作業であったサンプリングバッグの洗浄工程を全自動化したことにより車室内放散試験の低コスト化を実現します。
同社は、創業から理化学機器の設計、開発、製造、販売を行っている会社で、自社で開発された分析方法及び分析機器について知的財産の出願を行われています。知的財産の出願以外に他社との契約に関する支援、商品広告に関する支援を行ってきました。
同社は、サンプリングバッグの洗浄方式として、乾燥ガスを用いて洗浄する乾式洗浄装置の実用新案を取得されていました。さらに開発を継続され、業界で初めて加湿したガスをサンプリングバッグに注入して洗浄する湿式洗浄装置を開発し事業化することとなり、特許出願を検討されました。
同社は、その後、出願に向けて特許の内容を検討した結果、ガス供給チューブをサンプリングバッグに挿入接続するためのアタッチメントを開発し、従来より短時間で分析が可能な自動洗浄装置を発明されたので、知財専門家の派遣指導にて特許出願の支援を行いました。
同社は、小さい会社ながら、社長自身がアイデアをだし、新技術を構築されており、知財権で保護し活用していくという意識を持たれています。商品販売に関しては、商品広告に関しても取り組まれており、総合的に事業展開を行われています。
新開発製品に関する特許出願については、知財総合支援窓口のご支援によりスムーズに行うことができました。また、契約関係では大企業と対等な取り引きを行うことができました。今後も窓口のご支援を受けることにより、知的財産について積極的に取り組む所存です。
同社は、社長ご自身がアイデアの発想が豊富な方で、業界で初めての分析方法及び分析機器を世に出されました。業界の分析標準も変更になるかもしれません。今後も企業経営を活かす知的財産に関するご支援を継続していきたいと思います。 (荒川 修一)
特許出願及び事業化の支援(1.1 MB)
掲載年月日:2015年1月23日
更新年月日:2023年8月 4日