ダーツマシンリースや直営店舗Darts Cafe TiTO、ダーツショップTiTOの経営、ダーツ商品開発・販売など、ダーツに関するフランチャイズ事業などを行っている企業です。最近は飲食業にも参入し、「とめ手羽」という手羽先の唐揚が名物の飲食店等も経営しています。
日本国内では、フェリックスのようにダーツマシンのリース、商品開発・販売、ダーツショップの運営、ダーツ大会主催など、ダーツに関して総合的に行っている企業が少なく、さまざまな取り組みを行っている部分が強みです。
また飲食店「とめ手羽」は、今年、全国からあげグランプリで手羽先部門で「最高金賞」を受賞し、日本一の手羽先として各種メディアにも取り上げられています。
ダーツブランドTRiNiDAD(トリニダード)商品(ダーツグッズ、バレル、ダーツ関連商品全般)とダーツブランドCONDOR(コンドル)のダーツフライトとティップを主に国内外に販売しています。
ダーツに関して、意匠・特許・商標の権利を取得したいと希望されていました。自社独自のダーツに関しては、出願書類を自社で作成し特許を申請されています。平成23年に特許出願を共同利用端末機で出願された経緯があり、今回の窓口活用となりました。ダーツの意匠出願を希望され、出願書類作成などを指導することになりました。
ダーツチップ締付け具の意匠を出願したいとの相談では、図面の記載方法や写真、意匠の出願書類の書き方について指導を行いました。意匠出願後、拒絶理由通知書の解消について支援を行い、2回の補正手続きを支援し登録査定となりました。
また、平成23年に出願した特許についても審査請求を行った結果、拒絶理由通知書が届いたとのことでしたので、専門家(弁理士)の相談を受けて頂き、拒絶理由の解消ができるよう意見書と手続補正書を提出された結果、無事に登録査定となりました。
今回の特許査定で、ダーツに特許番号や意匠登録番号を記載できるようになり、事業展開に有利に活用できると思われます。
現在、同社の商品は海外での普及も進んでおり、将来海外での知財の権利取得も必要となると思われます。また、今後は商標も重要な部分であるため、権利取得できるよう支援を行いたいと思っています。
今後も同社の事業展開に合わせて引き続き支援していきたいと思います。
同社が過去に商標出願を行った際は、拒絶理由通知書の内容を確認せず、対応をしなかったため権利取得ができなかったことがあると聞いています。その反省から、特許庁からの書類や出願に関することや対処方法については、必ず知財支援窓口や配置専門家の相談を活用されるようになりました。
今では、手続補正書などの作成も自社でできるようになっています。
初めて特許や意匠登録など行ったので、解らない事だらけだったのですが、毎回無料で手続きを支援していただき、色々と相談に乗っていただき大変助かっています。手続き以外にも「今度こういう支援があるから、応募してみてはいかがですか?」や「そろそろ審査請求の期限がくるのではないですか?」「弁理士さんの無料相談がありますよ」などいつも気にかけていただき、おかげで無事に意匠2件と特許1件が通りました。窓口があることを知らない企業さんも多いと思います。是非、気軽に相談してみたら良いと思います。
ダーツという特殊な遊戯スポーツに関連した独自製品やグッズの開発などについて、知財の権利を海外でも活用できるよう、窓口担当者として出願や支援事業や制度など丁寧な指導を行っていきたいと思っています。 (花田 好子)
ダーツ製品の権利化(315.5 KB)
掲載年月日:2015年9月30日