当社は、1987年11月和歌山市今福に損害保険代理店として設立しました。その後、不動産賃貸事業・アパレル事業を開始し、2007年12月、和歌山市本町2丁目に大規模複合商業施設フォルテワジマをオープンしました。和歌山市の中心市街地ににぎわいを取り戻すため、食料品販売事業や温浴事業などを通じて地域コミュニティの核となり、あらゆる情報の発信をしています。また、2015年10月からは、関係会社であったゴルフ場経営の紀伊高原株式会社を吸収合併し、様々な事業を通して皆様の豊かな暮らしをサポートしています。
フォルテワジマには、ホールガーメント商品を取扱う「ブティックシマ」、天然温泉「ふくろうの湯」、品質にこだわった「フォルテ食品館」をはじめ、レストランやカルチャーセンター、イベントホール、和歌山県立医科大学サテライト診療所・トレーニングセンターがあり、生活に身近で質の高いサービスを展開しています。また、和歌山県かつらぎ町にあるリゾートホテル「山荘 天の里」は、四季折々の自然を満喫できる施設としての評価を頂いています。2015年9月には、グッドデザイン賞を受賞致しました。
意匠登録を行ったマスコットキャラクター「フクロー&フクリン」は、当社が様々なサービスを行うなかで、フォルテワジマに一層の親近感を持っていただけるようにと誕生しました。ふくろうをモチーフにしたこのキャラクターは、当社や近隣で行われる催事に出演し、小さなお子さまからご高齢の方まで、世代を問わず気軽に触れ合っていただき、イベントを盛り上げています。ふくろうの持つ縁起の良さにあやかり、フォルテワジマをより活性化し、地域の皆様に愛されるキャラクターを目指しています。
同社が所有するビル内に和歌山県総合支援窓口が設置されております。特許等相談に応じる所という認識は以前よりお持ちになられていたかと思います。同社が事業拡販を目指し、マスコット作成に乗り出す段階で前もって色々聞いてみたいというのが直接的なきっかけとなったかと思います。アクセスも良く、無料で丁寧に相談にのっている姿を見かけて頂けていたことが、今回の相談につながったものと確信しております。
マスコットを作成して事業拡販して行きたいこと、意匠権を取得したいとの相談を頂きました。最初の相談は電話相談であったこともあり、窓口が知り得ていた事例などの紹介をさせて頂きました。その段階で配置専門家の弁護士に相談して今後の取り組み(同社拡販活動計画)について総合的に確認していく方向付けを提案させて頂きました。
配置専門家(弁護士)に、意匠権、商標権の権利の特性について御助言頂くとともに、著作権についても助言を受けました。そこで頂いた知見に従い、意匠登録出願、商標登録出願等権利取得手続きを進め、適切なタイミングで専門家(弁理士)の御助言を頂きながら手続きを進めて頂きました。フクロー、フクリンに関する意匠権取得、商標登録出願について支援させて頂きました。著作権管理についても専門家(弁理士)からの新たな助言を頂きました。
当初、相談を持ち掛けるのも勇気がいったことと思われます。先ず最初に専門家(弁護士)から意匠権、商標権、著作権の説明を受け、自身の販促計画における事業対応が認識できたことが大きかったかと思われます。それに従い、意匠権、商標権取得手続きを行って来た経験が知的財産に関する理解につながったものと考えております。今後事業上、必要なタイミングで自ら考えてアクションを起こして頂けるのではと期待しております。
意匠登録、商標登録を行う上で、窓口の担当者様、弁護士、弁理士の先生方に的確なアドバイスを頂き、感謝しております。慣れない書類作成に困ったとき、親身に相談に応じて頂いたことで、安心して手続きを進めることができました。知的財産についてお困りの際は、ぜひ窓口をご利用されることをおすすめいたします。
マスコットキャラクター保護という観点での相談であり、権利化の観点から意匠登録、商標登録を御支援させて頂いたことに加え、著作権についても御支援いたしました。事業活動の前面に立つ役目を担う位置付けにあり、それを確固とした権利で保護できたことを大変嬉しく思っております。 (湯川 正晃)
マスコットキャラクターの創造とその保護について(340.0 KB)
掲載年月日:2016年1月26日