窓口支援事例
ブランド再構築支援
企業情報
- 所在地
- 栃木県日光市
- ホームページ URL
- http://yamakoshimokkoubou.com/
- 設立年
- 2005年
- 業 種
- 製造業(木工製品の製造・販売)
- 従業員数
- 3人
- 資本金
- -
企業紹介
当社は栃木県日光市の温泉で有名な鬼怒川温泉に隣接した自然豊かな山あいに立地し、三代前から木工製品を製作しています。現在は成形合板の加工技術を用いて、家具や什器等の木工製品の製作、オーディオ用スピーカーの製作、外部からの委託生産の三本柱を主として事業を行っています。
特に、成形合板の加工技術に特色を有し、型(治具)製作~製造~加工~組立て完成までの一連の工程に柔軟な対応をしています。
相談のきっかけ
同社が形態に特色のあるスピーカーをオーディオフェアに出展した際に、多くの来場者の注目を集め、同業者から当該スピーカーについて、知的財産での権利保護をした方がよいのではとのアドバイスを受け、日光商工会議所に相談したところ、INPIT栃木県知財総合支援窓口を紹介され、相談を受けたのが始まりでした。その後、同社の強みである合板の成形技術を活かしたB to B事業及びB to C事業に対してブランド構築や知財による保護をしたいとの相談を受けました。
支援概要
以前出願した意匠は残念ながら登録となりませんでしたが、引き続き知的財産権での保護形態を当窓口と共に模索し、企業ロゴを商標出願しました。
新型スピーカーの意匠出願を再度検討しましたが、今回は、企業ロゴを使ってブランド力の向上を図る目的で、商標の使用について集中して検討する事となりました。
支援成果
漢字5文字の「山越木工房」の商標は登録となりました。(第6709453号)
当社の強みである合板技術を使った美しい木目が特徴のスピーカー製品に対して、ブランド構築が効果的に行え、製品に適した使用形態とできるよう、引き続き専門家の意見を聞いたうえで経営課題として再検討する必要性を理解しました。
企業コメント
当社が強みとする合板技術に基づいて成形された木目が特徴の製品について、窓口や専門家の方から様々なアドバイスを受ける事で、企業としてのブランドや製品ブランドの再構築の機会が得られました。引き続き知的財産を踏まえた会社経営の価値を向上していくことが重要だと感じています。
窓口担当者コメント
同社は、これまでも意匠出願や商標出願を行ってきましたが、個別の製品に対する取り組み
にとどまっていました。今後は企業や事業の面で強みの技術やブランドを整理することで企
業価値の向上に向けた支援ができるのではないかと考えています。
(坂口 雅一)
ブランド再構築支援(511.2 KB)
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掲載年月日:2016年3月16日
更新年月日:2023年11月20日