当社は、女性用下着や生理用品等をインターネット販売する個人企業です。商品は、全て自社でデザイン企画・包装・発送まで行っています。平成24年に、ホームページを立ち上げ、インターネットを利用して販売しています。
自然療法士として、女性の心と体を見つめてきました。
元ドレスデザイナーの経験を生かて、「女性の体に優しくて、良質の物で気持ちいい&お洒落なデザイン」を重視した布ナプキンと、Ri楽ショーツ(ふんどしパンツ)の物作りをしています。
布ナプキンは、オーガニック100%のベルベットコットンを使用。布ナプキンで作ったケーキナプキンは初めて商標登録された商品です。
日本古来の健康アイテム、ふんどし&ショーツの融合商品
「Ri楽ショーツ」りらくショーツ(商標登録商品)です。
締め付けの全くない「ふんどし」はリンパの流れを抑圧しない為、血液循環を促し、脚の冷え対策にもおススメです。ふんどしのメリットはそのままに、現代女性にマッチした履きやすさも追求した、お洒落で可愛いデザインの、今注目の健康アイテムです。
オーガニックコットンをメインに、夏おススメのメッシュ素材や、カラーバリエ―ションも多く、何より豊富なサイズ(S~4Lサイズ)を展開しています。また当布つき付タイプで、布ナプキンに使用のオーガニック100%のコットンベルベットは大変人気があります。
インターネット販売を始めるのに、商標登録したいと特許庁へ問い合わせしたところ、相談窓口を紹介されました。
初めての商標制度や出願手続きについて、窓口の支援を受けながら自身で勉強され、電子出願されました。しばらくすると、登録査定となり、念願の登録証書を手にすることができました。(商標登録第5624542号)
当時まだあまり知られていなかった「ふんどしパンツ」の、デザインから商品企画までを独自に開発され、インターネットショップを立ち上げました。一時は、ネットショップで1位になったこともありました。ところが、人気がでると、ネット上に類似品や模倣品が次々と現れ、販売されるようになりました。ブランドを維持するために、商品名「Ri楽ショーツ」の商標登録(第5827172号)や、パンツのデザインの意匠登録(3件)を積極的に進め、模倣品については専門家(弁護士)のアドバイスを受けながら、類似品の排除に努めています。
販売者の顔が見え難くく、簡単に模倣品が販売されるインターネットショップにおいては、いかにして自社商品の独自性を守るかがとても重要です。商標や意匠権などの知的財産権があってこそ、モラルやルールが守れることを身を持って感じることができました。
商標や意匠の登録に向け、個人事業者としては専門知識もなく、分からない事だらけの上、予算もありませんでした。そうしたとき、相談窓口を知り、担当者の方には、本当に親身に相談に乗って頂き丁寧な説明も頂きました。お陰様で3つの商標登録と、3つの意匠も登録可能となりました。また意匠出願の拒絶理由対応に当たっては、弁理士との相談の場を提案頂き、専門的な表現など多くのアドバイスを頂きました。個人で出来る事は限りなく小さいのですが、こちらの窓口を利用したことで、多くの事を学び、難題を1つ1つクリアーでき、知的財産を守る事ができました。
何ごとにも、積極的に取り組まれたことで、馴染みにくい商標や意匠のしくみや、権利化の重要性を身につけられたと思います。これからも、新商品をどんどん生み出されていくことを期待しています。 (小柳 正)
オリジナル商品のネット販売を知財で守る(1.3 MB)
掲載年月日:2017年1月11日