窓口支援事例
アサクラインターナショナル有限会社 
特許意匠海外展開

美容技術の革命に向けての挑戦

企業情報

所在地
香川県高松市
ホームページ URL
http://asakura.jp.net/
設立年
1973年
業 種
美容業、美容用品の製造・販売
従業員数
10人 
資本金
1000万円

企業概要

 当社は、「ASAKURA美容室」を経営する傍ら、高い技術力を安定的に保つことのできる美容師用の器具の開発・製造・販売を行っております。
 美容用品をヨーロッパ、アメリカを中心として海外販売を行っているほか、2004年には、ASAKURA BEIJING 創立して中国進出を果たし、ASAKURA SCHOOLを開校して独自の日式技術を中国美容業界に広める等の活動も行っております。

自社の強み

 当社の強みは、美容技術の概念を覆す、革新的なオリジナル美容器具です。これまで、頭髪の縞染め用器具(意匠登録第1478345号、同第1478346号)、髪用ブラシ(意匠登録第1482087号、同第1481694号)等を開発し、ヨーロッパ、アメリカを中心に爆発的な販売数を記録しました。
 現在は、ものづくり補助金(2015年)の採択を受け、ヘアードライヤーの風の吹き出し部に取り付けるドライヤーアタッチメントの開発を行い、製品化が終了し、販売準備に入っております(特許出願済み(特願2016-054597号)意匠登録済み(意匠登録第1566257号))。

一押し商品

 当社の一押し商品は、パーマネントウェーブ用具
「SMART ROD」(商標登録第5948577号)です。この商品は特許登録「毛髪のウェーブ形成方法」(特許第5512867号)専用のロッドであり、毛髪に対するウェーブの形成を迅速容易に行うことができるものです。2017年10月発売予定です。
 また、ドライヤーアタッチメント(意匠登録第1566257号)も2017年の10月に発売予定です。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社は、頭髪の縞染め用器具の意匠出願の際に、知財総合支援窓口に来訪されました。

最初の相談概要

 代理人を用いず、直接意匠出願を行いたいとの依頼を受けました。持参された試作品の頭髪の縞染め用器具を写真に撮り、意匠出願用の図面とし、書類の作成方法等を支援しました。

その後の相談概要

 その後、髪用ブラシの意匠出願を支援したほか、ものづくり補助金の申請時には、申請書類の作成を支援し、その後の知財活動の支援につながりました。一押し商品のほかにも、毛髪のウェーブ形成方法(特許第5512867号)、自動洗髪装置(特許第5944025号)、ドライヤー取り付け具(特願2016-054597)、といった国内での知財活動のほか、海外への意匠出願についても支援を行っています。

窓口を活用して変わったところ

 同社は、意匠出願時から産業財産権の取得には熱心でありましたが、権利の取得に戦略性が見られませんでした。
 しかし、知財総合支援窓口を活用することにより、戦略的に権利を取得しようという意識が芽生えました。例えば、商品の特性から、特許権だけではなく、意匠権の取得に意識が向き始めました。特に海外展開を考えているため、意匠権の海外での取得について理解が深まりました。


企業からのメッセージ

 産業財産権は戦略的に取得することが重要だと知らされました。知財総合支援窓口では、出願手続きの支援だけでなく、技術をどのように守るべきかを多面的に検証し、助言をくれ、産業財産権の取得を戦略的に行うようにアドバイスをしてくれます。
 実施許諾等の産業財産権を核とした契約についても専門家(弁護士)の支援(無料)をしてもらえます。事業化を目指す際には、知財総合支援窓口を活用してみてはいかがでしょうか。

窓口担当者から一言

 同社は、ものづくり補助金に採択されて、特許・意匠・商標を積極的に取得するばかりではなく、本事業の専門家(デザイナー、弁理士、弁護士)を上手に活用して商品化を進められています。 (辰野 勇)

美容技術の革命に向けての挑戦(192.3 KB)

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掲載年月日:2017年7月31日

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