窓口支援事例
有限会社テクノ 
特許実用新案契約・法務

販路拡大への産業財産権による戦略的支援

企業情報

所在地
宮崎県日南市
ホームページ URL
-
設立年
1999年
業 種
製造業
従業員数
39人
資本金
300万円

企業概要

 当社は、平成11年に宮崎県日南市で創業し、鋼製建具、板金製品、一般金属に付随する金属製品において、設計から製造・販売・施工請負まで行っております。
 当社は、優れた製品を絶えず提供し、常にお客様のニーズに応えられる会社であることをモットーとしております。創業以来さまざまな商品を作り上げる中で、お客様の満足の追及を第一と考え、絶えず創造し、挑戦する会社であり続けます。

自社の強み

 敷地内に、電解着色棟、切断・曲げ棟、加工棟、防水ガラリ棟などが設置されています。これらの設備を同じ敷地内に保有する会社は、全国でも希少です。アルミニウム合板の切断・曲げ工程の後で、敷地内での運搬後に、電解着色(一般的にはアルマイト処理)を行うことが出来るので、安価で耐食性、耐摩耗性が高い製品を生産することができます。

一押し商品

 知財総合支援窓口から支援を受けた発明と考案(特許第5968569号、実用新案登録第3207835号、実用新案登録第3208185号)による「防水ガラリ」を開発しました。
 「防水ガラリ」工場、家屋、ビル等に、室内と室外の空気を入れ換えるために設置されますが、当社の製品は、高開口率でも高い止水性能を持つため、暴風の際でも安心です。また、簡単に取り外しができるので、ゴミが溜まった場合でも、簡単に掃除が出来ます。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 自社で開発を行ってきた「防水ガラリ」の特許出願を検討し始めた頃に、金融機関から知財総合支援窓口の紹介を受け、金融機関担当者と窓口を訪問されたことがきっかけです。

最初の相談概要

 発明の内容を確認したところ、営業秘密として保護することは難しいことから、特許権及び実用新案権による保護を提案し、出願に先立って、先行技術調査を行うことを助言しました。また、戦略的な特許出願を行うことが重要であることを説明し、専門家(弁理士)の活用についても提案しました。

その後の相談概要

 専門家(弁理士)による戦略的な特許及び実用新案登録出願の助言により、1件の特許出願、2件の実用新案登録出願について支援しました。その後、特許出願については、早期審査を請求し、登録となりました。また、これらの出願支援と並行して、専門家(弁護士)による秘密保持契約についての助言もしました。

窓口を活用して変わったところ

 取得した1件の特許権と2件の実用新案権により、開発商品を安心して営業することができたため、早い時期の販売実績にも繋がりました。また、他企業等とのやりとりの際には、秘密保持について注意する事の重要性にも気付かれました。知財活用への関心も高まり、今後は、専門家(デザイナー)支援による商標登録出願も計画されています。


企業からのメッセージ

 知的財産権について、初めての相談でしたが、特許出願から知財戦略、さらには、秘密保持契約まで幅広く支援していただきました。また、専門家の支援により、全く気付かない部分まで助言していただきました。遠距離を何回も足を運んでいただき、親身に相談にのっていただける、知財総合支援窓口を活用するのは有意義であると思います。

窓口担当者から一言

 一番嬉しいのは、支援により自信を持って営業活動が出来るようになり、売上に?がったことです。今後は登録商標によりユーザーへの知名度が上がり、益々売上が伸びることが期待されます。 (杉本 準)

販路拡大への産業財産権による戦略的支援(149.7 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2017年8月21日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点