当店は、創業30数年の和歌山の城北通りに面する赤ちょうちんが並ぶお店です。全国的にも珍しい『かも鍋専門店』で、お一人様から大人数まで召し上がって頂けます。“鴨”と“秘伝だし”の相性はバッチリ!!
低カロリーで高タンパクな鴨の上質な“脂”は体内の中で溜まりにくいので、たくさん食べても安心です。
当店の鴨鍋は、国産の野菜と国産の削り節(鰹、サバ、ムロアジ、イワシ)
と当店特製だし醤油で造るあっさりとした『秘伝だし鍋』です。
一般的に鴨鍋は鴨肉の臭みを取るために甘辛いすき焼き風のだしですが、
当店の鴨肉は臭みが一切なく、あっさりとした出汁はより鴨肉のコクを引き立てるので鴨の“旨味”を最大限に引き出します。
最後の1滴まで存分に味わうことの出来る当店自慢の『鴨鍋』是非ご賞味ください。
和歌山県産、紀州鴨を使用した鴨鍋は安心安全に召し上がっていただける
一味違う上質な“かも鍋 ”です。ネット通販でのご購入も可能です。
同社は、鴨鍋具材等加工食品の販売事業を強化するべく、当該製品に新規製作した図形標章を表示して和歌山商工会議所主催の販促イベントへ出展したところ、参加企業から自社商標に似ていると指摘されました。当該会議所の経営指導員に相談したところ、知財総合支援窓口へ相談するよう勧められました。
本件図形標章について、「他者より自社商標に似ていると指摘されたが、模倣はしておらず相違点もあるのだが問題はあるのか」との相談で、当該他者商標に関する調査を支援し、類似性が懸念される商標権の存在が判明したため、侵害に関する相談を支援するべく知財専門家(弁護士)へつなぎました。
知財専門家(弁護士)へ相談の結果、当該商標権に類似し侵害と見なされるリスクが懸念されたため、本件図形標章は変更することになりました。さらに、創業以来使用している本件商品にも併用予定の屋号についても他者商標に関する調査を支援し、今後の事業展開を踏まえた適切な商標権取得を支援するべく知財専門家(弁理士)へつなぎ、当該屋号の商標出願から権利取得まで手続支援しました。
同社は、今回の支援を通じて事業活動と知的財産権との関連や重要性、知財総合支援窓口の活用性について認識していただけたものと思います。制度とともにリスクを納得いただいたうえ変更決断された本件図形標章の代替案についても、事前に商標調査を行われており、商標権取得に向け追って出願予定で、今後の事業活動においても今回得た知見を活かせていただけるものと期待しています。
事業活動における知的財産の重要性を認識できたとともに、知的財産に関する諸問題について知財総合支援窓口にて無料で相談できることをありがたく感じました。知的財産制度等の知識がなくても相談者目線で丁寧に相談に乗ってもらえ、弁理士や弁護士等知財専門家の助言も得られます。まずは気軽に相談してみることをお薦めします。
和歌山商工会議所との連携により、同社の商標権侵害リスクを回避することができたとともに、今回の相談で得た知財に関する知見を同社の今後の事業活動に活かしていただけるものと期待しています。 (佐薙 英明)
他者商標権の侵害リスク回避と自店商標の保護(184.5 KB)
掲載年月日:2017年10月 4日