窓口支援事例
bibish
実用新案意匠商標

帽子とウィッグを一体化することによって誕生した新発想のケア帽子

企業情報

所在地
香川県高松市
ホームページ URL
https://www.bibish.net/
設立年
2013年
業 種
製造業
従業員数
1人
資本金
-

企業概要

 当店は、抗ガン剤治療用ケア帽子を開発し、この商品を世の中に広めるため創業いたしました。
抗ガン剤治療体験した時にまず悩まされたのは脱毛への不安でした。
治療による脱毛は個人差があり、治療中はお肌が想像以上に敏感になります。人目を気にしてフルウィッグの上にさらに帽子を被る…など、「蒸れ」と「不快感」に悩まされる悪循環が続くパターンでした。
『髪の毛は必要だけれど、肌への負担はかけたくない…』
『必要部分に最低限の髪の毛があれば自然に見えるハズ!』
このような発想に基づいて考え出されたのが帽子とウィッグを一体化することによって誕生した新発想のケア帽子です。

自社の強み

【帽子とウィッグを一体化することによって誕生した新発想のケア帽子!】
 “Cheemo Hat”(チェーモハット)は実体験があったからこそ実現できた専用ウィッグ付きの療養・通院用ケア帽子です(特許登録第6014921号、商標登録第5970912号、意匠登録第1500779号)。
【帽子は用途に合わせて自由にアレンジ!】 
付属ウィッグはボタンで簡単装着(2段階調節可能)だから ウィッグあり・ナシがお好みで選べます。
【とことんこだわって「肌に最も近い天然繊維のシルク」を使用!】
また、帽子+ウィッグ一体型なので無駄のない安価な医療用ケア帽子になりました。

一押し商品

【ウィッグ裏地が頭皮にあたらない!】
“Cheemo Hat”(チェーモハット)はカツラ+帽子のように重ねて被る帽子ではありません。付属のウイッグを帽子の内ポケットに装着する一体型で、さらにウィッグ裏側の化繊が直接肌に触れることなく被れます。ヘッドキャップも必要ありません。縫い代のない裏地付きですので治療中のデリケートな肌を優しく包み込みます。
【「表はデザイン」&「裏は素材」にこだわった2枚構造!】
見た目はオシャレに、外出・通院や急な来客にも対応できる、普段生活に合わせやすいスタイルを提案しています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 専用ウィッグ付き帽子を考案した際に、実用新案登録出願をしたいということで知財総合支援窓口に相談がありました。

最初の相談概要

 専用ウィッグ付き帽子の用途、効果、技術的な特徴を聞き取り、先行技術調査の方法を説明し、類似技術を探し出してその類似技術と考案した技術の違いを明確にした上で、実用新案登録出願の書類を作成するようにアドバイスしました。
 また、専用ウィッグ付き帽子という外観に特徴がある商品でしたので意匠登録出願を検討するようにアドバイスし、意匠登録出願書類の作成方法について支援しました。

その後の相談概要

 屋号である「bibish」の商標登録出願について相談があり、商標制度の概要や指定商品の選び方についてアドバイスしました(商標登録第5721168号)。また、帽子のインナー部分とウィッグを別途に使用できるように改良したので権利化のアドバイスがほしいということで、部分意匠登録出願を勧め、出願支援をしました。その後も、実用新案登録を特許に変更したいとの相談があり、変更出願の書類作成について支援しました。

窓口を活用して変わったところ

 がん患者用のウィッグはすでに世の中に多く販売されており、自社商品との違いを明確にするためには知的財産権が重要であると認識を深められました。知財総合支援窓口での支援を通して、特許、実用新案、意匠、商標の権利化を実現され、安心して事業展開ができるようになり、これらの権利を同店のホームページ等に表示することで、商品の宣伝にも効果を発揮しています。


企業からのメッセージ

 新しい事業、新しい商品を開始・開発するにあたって、商品の権利化は重要なものです。権利を取得するには複雑な手続きが必要ですが、それらの複雑な手続きを支援してくれるのが支援窓口ですので、是非とも利用を検討してみてください。

窓口担当者から一言

 最初の相談から、商品化に悩みが生じるたびに相談に来られます。商品化において知的財産の重要性を認識されていますので、この意識を引き続き持っていただけることを期待しております。 (辰野 勇)

帽子とウィッグを一体化することによって誕生した新発想のケア帽子(301.1 KB)

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掲載年月日:2018年1月17日

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