窓口支援事例
バルーンショップ コンパス 岡本
契約・法務事業・経営

こぼれないシャボン玉容器

企業情報

所在地
福井県福井市
ホームページ URL
http://fu-sen.in
設立年
2009年
業 種
卸・小売業
従業員数
3人
資本金
-

企業概要

 2000年よりバルーンアート業を始め、イベント会場・ブライダル装飾などを手掛けて参りました。2009年にネットショップを立ち上げ、個人事業主として起業いたしました。
 長年の現場仕事でのノウハウを生かし、「こんなものが有ったらいいな」という物を商品化し、現在は業界に逆供給をする形となっております。
 2014年以降は、ベンチャー的要素も加味し、業界を飛び越えた商材開発
にも取り組んでいます。

自社の強み

 「なぜ世の中にこんな商品がないの」「こうすればもっと良い物になるのに」
等、閃きを実際の形に出来るように人脈を広げ、各専門分野の皆様のご教授を頂きながら、楽しく価値のある商品開発をいたしております。
 柔軟な発想力を武器に、ジャンルを問わず挑戦し続けます。所有する権利は特許権2件(内出願中1件)、商標権2件で、取得権利に係る商品の販売等、順調に推移しております。

一押し商品

 2015年に「倒れても、逆さまにしてもこぼれないシャボン玉容器」の特許(特許第5773296号)を取得しました。
 容器を倒しても逆さまにしてもこぼれませんので、シャボン玉で遊ぶ時に親御様が一番心配な「誤飲」を防ぐことができます。保育園や老人施設などでも、活用が期待されています。また、今話題の呼吸筋を鍛えるリハビリに、シャボン玉を吹くことが非常に有効と言われておりますので、口腔ケア分野での活用も広く進めていきたいと思います。 

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 「バルーン」関連商品開発のなかで、特許等の出願権利化を積極的に行っていましたが、権利の活用が不十分でした。今回、出願を受任されていた弁理士の紹介で、窓口に連絡があり、相談となりました。

最初の相談概要

 開発した商品を如何にして「売れる商品」にすることが出来るか、について単なる知財活用だけでなく、ビジネスとしての展開法等を含めたアドバイスを求められました。

その後の相談概要

 「倒れても、逆さまにしてもこぼれないシャボン玉容器」の上市を行うなかで、製造や販売部門との異業種連携時の契約に係るアドバイスや契約書のひな型の提供等を行いました。また、特許権のライセンスの基本や料率の考え方等をアドバイスしました。 

窓口を活用して変わったところ

 今までは、商品を開発しても権利化までで、当該権利の有効活用が十分図られていませんでしたが、支援により、委託製造・拡販への展開にも弾みがついたと思います。
 「倒れても、逆さまにしてもこぼれないシャボン玉容器」は、既に5万個販売し追加10万個の受注を得ておられます。販売先が投稿したYouTube動画「こぼれんぞう」でご覧ください。
 https://www.youtube.com/watch?v=cXgQlJo3q1g&t=14s


企業からのメッセージ

 これまでは新商品を開発し権利化しても、その後の展開が不十分でした。知財総合支援窓口のご支援で、取得した特許権等知財の上手な活用や異業種企業との連携等、積極的な事業展開を行えるようになりました。
 アイデア段階から事業展開までの知的財産に関する悩みをお持ちの皆様、知財総合支援窓口に相談されることをお勧めします。専門家の無料相談もありますよ!

窓口担当者から一言

 相談者は、アイデアが豊富で本件以外にも面白い商品開発を進められております。業績向上に資するよう、知財関連の更なる支援を続けていきたいと思います。 (河村 光)

こぼれないシャボン玉容器(253.9 KB)

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掲載年月日:2018年1月22日

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