窓口支援事例
都城印刷株式会社
商標著作権人材育成

印刷受注時の著作権・商標権への対応

企業情報

所在地
宮崎県都城市
ホームページ URL
http://mpcr.jp/
設立年
1951年
業 種
技術サービス業
従業員数
55人
資本金
1,500万円

企業概要

 当社は「デザイン→印刷→仕上加工」までを一貫して行う総合印刷会社です。昭和26年の創業以来、企業からの商業印刷物を中心に事業を行っていましたが、個人のお客さまにも気軽にご利用いただけるように、コンビニスタイルの店舗『ぷりんと本舗』を立ち上げました。
 レーザー加工機やUVプリンターなども導入し、紙だけではなく、木材やプラスチック、ゴルフボールやTシャツへの印刷にも対応しています。

自社の強み

 木材や革製品、プラスチックやガラスといった素材へのプリントや彫刻ができること、またゴルフボールや野球のバットなどの立体的な素材にも直接印刷できることが強みです。
 また、データ持込のプリントはもちろん、お客さまのご要望を聞き取り、形にできるデザイナーが多数在籍しているため、オリジナルグッズやTシャツプリント等の幅広いご要望にお応えすることができます。

一押し商品

 印刷のプロとして長年培ってきた経験と実績、多数の取引(協力)企業との繋がりを活用しながら、お客さまのご要望に添って作り上げる「チラシ」「パンフレット」「広報紙」など、当社デザインを含む印刷物が一押し商品です。               
 この他、A3カラーが1枚20円のセルフコピーや、1枚からのポスター印刷、ラミネート加工など便利なサービスをたくさん取り揃えています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社は、キャラクターやロゴのプリント印刷等を受注する際、著作権に関してどのように対応したらいいか苦慮されていました。そのため、以前、商標登録について支援を行ったことのある知財総合支援窓口に相談されました。

最初の相談概要

 今回の相談を受け、専門家(弁護士)と同社を訪問し、印刷会社としての対処方法について支援を行いました。具体的には、注文書に発注者が第三者の著作権や商標権を侵害していない旨のチェック欄を設けることや、受注内容によっては請負契約書を締結し、著作権の帰属を明確にすること等を助言しました。また、第三者の商標権を自ら確認できるようにするため、J-PlatPatを利用して図形商標等の検索方法について説明を行いました。

その後の相談概要

 最初の支援内容が大変参考になったため、営業やデザインに携わる社員に対して研修を行ってほしいとの要望があり、再度、専門家(弁護士)と訪問しました。最初に商標権と著作権の概要を説明した後、疑問点に答える形で相談対応を行いました。営業現場で抱える疑問に対して、会社としてどう対処すべきか、一定の方向性をお示しできたと考えています。

窓口を活用して変わったところ

 当初は、仕事を受注する際の著作権や商標権について不安をお持ちでしたが、窓口を利用した結果、著作権や商標権に関する理解が深まり、不安なく対応されるようになりました。また、対処方法に確信が得られたことで、より積極的な事業展開に繋がっているようです。


企業からのメッセージ

 当社が制作したデザインや個人のお客さまからのご依頼(持込データ)の取扱いについて不明な点が多く、悩んでいました。仕事上切り離せない著作権(デザイン)保護に関して、知財の専門家である先生に日ごろの疑問を投げかける機会をいただき感謝しています。今回は営業やデザイナーといった現場の担当者が、直接先生に質問できたため、より理解が深まったと考えています。

窓口担当者から一言

 キャラクターのプリント印刷を始めとして、印刷会社も従前からすると事業内容が大きく様変わりしており、著作権等の問題に遭遇する機会も多くなっているようです。
 これからも、何かお困りの件がありましたら、遠慮なく窓口にご相談ください。
(木島 伸夫)

印刷受注時の著作権・商標権への対応(1.7 MB)

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掲載年月日:2018年6月26日

更新年月日:2023年7月21日

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