窓口支援事例

株式会社木原製作所
特許 海外展開 社内体制

伝統的な乾燥技術を武器に、研究開発型企業へ転身

企業情報

所在地 山口県山口市
ホームページ URL http://www.kiharaworks.com/
設立年 1902年 業 種 製造業
従業員数 70 人 資本金 4,500万円

企業概要

 当社は明治35(1902)年創業、昭和3(1928)年に大蔵省専売局の指定企業として葉たばこ乾燥機の開発製造を開始しました。葉たばこ乾燥で培ってきた優れた技術を応用展開し、自社ブランドによる食品・農林水産物用の各種乾燥機を全国47 都道府県はもとより、海外までお届けしています。
 社内体制は開発部・製造部・営業部・総務部の4 部署構成で、製品開発から自社工場内での製造、販売メンテナンスまでの業務を一貫して行う能力があります。「山口市役所かんぶつ部」に代表される、乾燥加工を通じた地域特産品の開発支援にも積極的に取り組んでいます。

自社の強み

 当社の強みは、乾燥物を色鮮やかに仕上げるとともに、飛躍的な省エネ化を実現させることができる独自の乾燥技術(名称:DDS-Dual DryingSystem)です。この技術は行政機関からも高く評価され、「ものづくり日本大賞」はじめ、「科学技術賞」や「優秀省エネルギー機器表彰」等、数々の表彰を受賞しています。
 社内一貫の開発・製造体制(板金・溶接・塗装・組立までの一貫ライン)が備わっているため、オーダーメイド品や試作機開発を高い精度で迅速に実施できるのも大きな強みです。ISO9001 による品質管理・教育訓練制度を構築しており、各種資格を保有した専門性の高い人材も豊富です。

一押し商品

 当社の高い乾燥技術DDS 機能を搭載した「ステンレス製コンパクト乾燥機SM シリーズ」です。
 小型で取り回しが利くことから、食品加工メーカー様だけでなく、各県の産業技術センターや大学、大手企業の研究機関等でも多数ご採用いただいているモデルです。
 各種の乾燥物に対応できるよう5つのプログラムを設定でき、各プログラム内で20 段階の温湿度・時間設定が可能です。
 SM4、7、10 と3つの大きさがあり、乾燥食品の試験研究・試作開発~小ロットの製造販売まで幅広く対応できます。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 社内に知的財産の風土を定着させ、「研究開発型企業」に転身したいと窓口を訪問されたのがきっかけです。同社では、平成20年以前の主力商品であった葉たばこや椎茸用乾燥機時代から、既に、特許出願を積極的に行っていました(30件以上)。その後、乾燥対象物が野菜や薬草等に広がると共に、顧客層も一般農業事業者や家庭へと多様化し、社内の技術力を一層強化する必要に迫られていました。

最初の相談概要

 こうした環境変化に対応し、企業イメージを、知的財産を活用した「研究開発型企業」への転身する第一歩として、平成28年4月に施行された、職務発明制度の整備をご紹介しました。

その後の相談概要

 知財総合支援窓口の専門家派遣制度を活用していただき、数回にわたり社内で職務発明規程の検討会を開いて規程の策定に取り組まれました。その後も、「平成29年度やまぐち地域中小企業育成事業助成金」に採択された、デザイン性に優れた小型業務用食品乾燥器の開発では、特許(特願2018-32516号)を初め、新しいトレードマークの商標出願(商標登録第6051886号、他5件)や意匠出願を支援しています。
 また、昨年から東南アジアやロシアでの展示会出展を契機に販路を拡大され、海外事業を中期計画に取り組まれることとなり、INPIT 海外知財プロデューサの派遣や、契約書作成等の支援をご活用いただいております。

窓口を活用して変わったところ

 これまでの伝統やノウハウを守りつつ、研究開発や海外展開への方針を明確にされました。経営トップ自ら、研修会に参加し、コーポレートブランドをアピールされています。以前は、専門家任せであった出願や知的財産権の管理についても、窓口を積極的に活用されるようになりました。


企業からのメッセージ

 当窓口は担当者の専門性が高いだけでなく、電話やメール以外にも来社して相談にのってくださるので本当に助かっています。当初は知財実務だけの相談でしたが、社内の知財力が向上するにつれ、職務発明規程や海外出願等、必要に応じた適切な外部専門家を派遣していただけるようになり、社内の知財制度構築と全社的なレベルアップにも繋がっています。積極的なご利用をお薦めします。

窓口担当者から一言

 100年を越える伝統がありながら、研究開発型企業へ改革をすすめようとされる若い経営陣に敬服させられます。乾燥機メーカーとして、世界に通用する企業へ成長されるよう支援したいと思います。 (小柳 正)

伝統的な乾燥技術を武器に、研究開発型企業へ転身(340.7 KB)

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掲載年月日:2018年9月18日

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