窓口支援事例
酒類の商標支援(次世代へ繋ぐブランド)
企業情報
- 所在地
- 岡山県倉敷市
- ホームページ URL
- https://www.ryousyusouko.com/
- 設立年
- 1964年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 10人
- 資本金
- 1000万円
企業紹介
当社は、倉敷市で地域密着型の店舗を2店舗経営している酒類小売店です。地元のお客様から御愛顧いただいておりましたが、平成30年岡山県倉敷市真備町の豪雨災害に被災し1店舗を失いました。現在は水島店(本店)と復興商店街店の2店舗で営業しています。復興への願いを込め、倉敷産にこだわったオリジナルブランド清酒「福興」の販売を始めて新たな取り組みにチャレンジしています。
相談のきっかけ
同社は、復興商店街に出店する際の目玉商品である清酒「福興」の販売を企画されました。その際に玉島信用金庫に相談したところ、担当者から商標登録を検討したほうがいいというアドバイスを受け、知財総合支援窓口を紹介されたことをきっかけに商標登録支援とブランド戦略をスタートしました。
支援概要
「福興」の商標登録に専門家(弁理士)を活用し、出願から登録(第6195048号)までの支援を行いました。商標登録後には、専門家(ブランド・マーケティング)を活用することで「福興」のブランディングと販路拡大に成功しました。また、後継者には事業承継について将来へのビジョンを踏まえSWOT分析や経営デザインシートなどを活用し助言を行いました。その後、店舗名「良酒倉庫」(登録6661796)もご自身で出願し登録に至りました。
支援成果
商標登録することで自己商標酒類卸売業免許の取得ができ、商標登録された製品の卸売りが可能となりました。大手スーパーのイベント販売や近隣コンビニエンスストアでの販売を皮切りに、東京新橋の『とっとりおかやまアンテナショップ』への出品も決定しています。また、次世代へ引き継ぐブランドとして事業承継のシンボルとなり、後継者の方の意識も高まりました。
企業コメント
商標出願からブランディングの支援で、自社製品の卸売りが可能になり販路拡大が出来ました。事業承継についてもアドバイス頂き、早めに準備することが出来ました。相談をきっかけに支援の輪が広がり心強いです。次世代に引き継いでいくブランドとして今後も育てていきたいと思います。
窓口担当者コメント
社長の復興への想いを大切に支援に取り組みました。同社では初めての試みも多かったと思いますが、積極的に取り組んでおられ、自社ブランドを大切にされる想いが伝わってきました。今後は、事業承継での知財活用など、支援を続けていきます。
(青木高志)
酒類の商標支援(次世代へ繋ぐブランド)(742.5 KB)
このページを印刷する
掲載年月日:2020年10月14日
更新年月日:2023年8月29日