窓口支援事例
彩都
特許商標

コロナウィルス対策商品を一早く市場に投入させた知財戦略の?援

企業情報

所在地
京都府久世郡久御山町
ホームページ URL
-
設立年
2008年
業 種
卸・小売業
従業員数
4人
資本金

企業紹介

 当社は太陽光発電所や庭園の雑草を長期に亘り防止する防草シートの加工販売や施工を行っています。本業とは別に、インターネット上で、総絞りエコバッグ、雨に濡れると柄が浮き出る傘、美容師プロデュースのプロフェッショナルヘアケアシャンプー、機能的化粧ポーチや携帯できるマスクケース等、時代のニーズに合った商品を幅広く販売しています。

ホームページURL:https://彩都.com/

相談のきっかけ

 使い捨てマスクの捨て方について環境省から指針が出されていますが、同社は医療分野には別として市民生活の実態とは隔たりがあると考えておられました。今年になってコロナ禍の影響もあり、マスクの捨て方が社会問題になるだろうと考え、マスクの携帯製品を手掛けていたことから、社会に役立つ商品を市場に出したいとの思いから、知財総合支援窓口に相談に来られました。

支援概要

 マスクを廃棄する袋は構造が簡単なことから、ヒット商品になったら直ぐに真似され、粗悪品が氾濫しやすいので、品質を維持するためにブランド化が必要と考えておられました。さらに袋からコロナウィルスが漏れない工夫等、特許権での保護も検討されていました。商標については、キャッチフレーズに近い名称でしたが、語呂が良いため、直ぐに出願できるように支援しました。カタログ等が完成していたため早期審査申請も支援しました。特許出願については販売前に出願することを第一と考え、様々なアイデアを組入れて、販売前に出願できるように支援しました。

支援成果

 従来にはなかった商品であり、コロナウィルスを市民生活環境に蔓延させない思いから社会に貢献できるものが完成できました。販売と同時にマスコミからの取材があり、注目製品となりました。雑誌やTVで放映されるたびに問い合わせがあり、販売後、数か月で18万セット、合計900万枚の売上を達成できました。

企業コメント

 この商品は共同企画品です。エチケット袋で実績のあるナサラネット㈱から彩都に打診され、製造は依頼したメーカが担当し、当社は、企画、デザイン、知財を担当することになりました。商品の市場からの必需性、商標のネーミング、特許出願中ということで注目され販売拡大につながりました。

窓口担当者コメント

 この商品は見た目の構造は簡単ですが、ウイルスが漏れない防湿紙の採用、インク乗りが良い紙の採用、片手で封を開けられ密封できる構造というように、相談毎に発明が完成されていった商品です。ネーミングの良さと、印刷の鮮やかさ、環境対策品でヒット商品となっています。 (中里 兼次)

コロナウィルス対策商品を一早く市場に投入させた知財戦略の?援(668.7 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2020年11月25日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点