窓口支援事例
エムラボ株式会社
特許契約・法務

知財を活用した木質油化装置の事業化

企業情報

所在地
群馬県上野村
ホームページ URL
https://www.mottainai.co.jp
設立年
2018年
業 種
製造業
従業員数
1人
資本金
500万円

企業紹介

 当社は、群馬県上野村において地域活性化支援や、再生可能エネルギーの普及啓発及び導入支援等を行っています。中山間地活性化のため、木からガソリンのように使える「森油」を取る技術開発を進めています。森油を得る木質油化装置は、乾燥させた木材チップを気体に熱分解し、冷却することにより揮発性の異なる油成分を抽出するものです。

相談のきっかけ

 創業者が参加した群馬ベンチャーサミットの事前勉強会において、知財戦略の話になり、ビジネスプランの発表前に知的財産の処理が必要なことを知りました。そこで、起業仲間から群馬県知財総合支援窓口の存在を聞き、相談に訪れました。

支援概要

 群馬ベンチャーサミットでの発表内容の事前調整を行い、発明等が公知化されるのを防止しました。特許出願用の明細書を自作されてきたので、派遣専門家(弁理士)を利用して面談し、助言を行いました。また、審査請求の減免制度利用、ベンチャー企業対応スーパー早期審査手続き、拒絶理由通知の応答支援を行い、強い権利取得ができました。

支援成果

 出願から6月間で登録査定となりました。
 その特許権取得をアピールしてクラウドファンディングで資金調達ができました。(令和2年3月13日 2,544,000円)また、県内の総合リサイクル企業と特許権に基づくライセンス契約を結び、開発資金を得ることができました。

企業コメント

 偶然に知財総合支援窓口を知り、短期間に特許権を取得でき、知財が起業に大きく貢献してくれました。起業する人が何も武器(知財権)なしに市場に出ていくことは危険であり、知財権は与信になります。無料で何回でも相談できる知財総合支援窓口を活用することをお勧めします。

窓口担当者コメント

 「知財総合支援窓口を知ることができてとても幸運でした」と言っていただけて我々としても嬉しいです。これからも出願や契約の業務をサポートし油化事業の成功に繋げていきます。 (菊地 繁治)

知財を活用した木質油化装置の事業化(626.2 KB)

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掲載年月日:2020年11月20日

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