窓口支援事例
水蒸気焙煎玄米の事業化支援
企業情報
- 所在地
- 福井県福井市
- ホームページ URL
- https://www.niky-baisenmai.com/
- 設立年
- 1988年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 5人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は化学系の商品開発を得意としており、これまでにポリエステル布帛の熱加工や視力回復具、特殊石鹸、白髪染めシャンプー等を開発してきました。ある時、ハト麦の焙煎加工依頼があり、それをきっかけとして玄米の焙煎加工に進展する中で、加圧水蒸気環境下での玄米の無酸素焙煎加工技術を開発、特許取得に至りました。
相談のきっかけ
無酸素状態での加圧水蒸気環境下で玄米の焙煎加工技術を開発できたことから、本技術を何とか権利化に結び付けて事業化を目指したいと考え、相談に来られました。
支援概要
複数回の配置専門家(弁理士)相談により、相談者のニーズに合った出願代理人の選定へと繋げました。特許が登録査定になったことを受け、事業化に向けた販路開拓を行うため、ふくい産業支援センターやよろず支援拠点、福井県立大学、金融機関へ積極的に足を運び、マーケット情報の収集を支援しました。加えて、事業資金を確保する目的で公的補助金申請について助言し、また、人脈を活かして複数の企業との連携を模索する支援を実施しました。
支援成果
特許出願から約1年で登録査定になり、地元の健康食品店での販売が開始され、順調に進展し継続的な事業展開に発展しました。その後もネット販売など販路開拓が進展しています。水蒸気焙煎玄米を粉体にすることで応用範囲が大幅に広がり、売上向上に貢献出来ました。玄米及び玄米紛と米麹による甘酒開発に繋がりました。また、玄米紛のGABA成分の増大加工技術開発に成功しました。
企業コメント
特許出願をどの弁理士に依頼するかについて、納得するまで細かく気配りして下さり大変感謝しています。また、事業化において具体的な商品開発プランや値付け等では最適なアドバイスのお陰で事業の立ち上げがスムーズに進行しました。
窓口担当者コメント
相談者は典型的な技術者で知識も経験も極めて豊富なことに加えて、熱心に試作に打ち込む姿勢に感動しました。まだまだ日本のモノづくり精神は衰えていないことを再確認できました。更なる事業の発展を祈念しております。
(奥田 俊進)
水蒸気焙煎玄米の事業化支援(628.1 KB)
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掲載年月日:2021年3月 3日