窓口支援事例
株式会社魚磯
特許商標ブランド

令和2年度"日本一"に輝く浜松餃子弁当

企業情報

所在地
静岡県浜松市浜北区
ホームページ URL
http://uoiso.jp/
設立年
1965年
業 種
惣菜製造業
従業員数
15人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は、創業以来、遠州地方の良質な素材の持つ旨味を純粋に、そして素直な心で追い求め、魚磯ならではの創作料理に反映してまいりました。お客様のお手元に届く一折一折に真心を込め、四季の彩りを添えて、品質、鮮度、そして安心感、あらゆるご満足をいただける様、日々精進しております。

相談のきっかけ

 最初は地元商工会からの支援要請による食品製造機械の改良に関する特許相談でした。そのつながりで餃子弁当に関する特許相談を受けました。浜松餃子は宇都宮餃子と毎年首位を競っていることで有名です。今回の相談のきっかけは、駅の売店より、特徴的な商品が欲しいとの要望があり、検討の結果、餃子のまち浜松の地域振興を兼ね餃子弁当の提案を行ったものです。

支援概要

 焼売のしっとりした食感と違って、パリパリ感を求められる餃子は冷めるとグニャっとする問題があります。試行錯誤を繰り返し、時間経過してもグニャっとしない餃子を作る製法技術を開発しました。権利化に際し、専門家(弁理士)の支援を得ながら技術的特徴を検討し特許出願した結果、登録となりました。またその商標、関連商品の特許も出願しました。さらにブランド専門家からデザイン・ブランド戦略について指導を受けながら、より多くの人に浜松餃子を知ってもらうよう進めています。

支援成果

 この浜松餃子弁当は、浜松商工会議所の「やらまいかブランド」に認定されると共に駅の売店に採用され現在 JR 浜松駅構内2店舗で販売中です。また最近では新製品の「浜松餃子いなり寿司」や「どうまいら製法」®による「そのまんま食べる浜松餃子」を発売する等、今後も色々な商品が期待され ます。浜松餃子の美味しさを多くの人に知っていただくきっかけとなり、地域貢献につながっています 。

企業コメント

 自社新商品(アイデア)の権利化(特許取得等)と同時に、それ以上に自社新商品(アイデア)が他社の「先行技術を侵害するものではないか?」を確認する意味でも、特許等の知的財産出願は重要な事です。

窓口担当者コメント

 浜松餃子は、令和2年度日本一となり地域にとって大変名誉なことです。これに甘んじることなく更なる努力が求められます。同社社長は大変積極的で、アイデアも豊富な方です。色々なことにチャレンジしていただき、ますます事業が発展し、地域に貢献していただくよう支援させていただきたいと思います。 (近藤 達憲)

令和2年度"日本一"に輝く浜松餃子弁当(804.2 KB)

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掲載年月日:2021年3月 9日

更新年月日:2023年8月30日

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