窓口支援事例
熱収縮フィルム「和shu」に関する知財支援
企業情報
- 所在地
- 栃木県那須塩原市
- ホームページ URL
- https://www.sunplastic.jp/
- 設立年
- 2014年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 33人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は、熱収縮フィルム(シュリンクフィルム)、帯電防止袋、導電袋のフィルムメーカーです。塩化ビニール製シュリンクフィルムでは国内シェアナンバー1であるとともに、帯電防止性・抗菌性フィルム製品も手掛けており、コロナ禍においても医療用フィルム製品の製造で積極的に社会貢献を行っています。
相談のきっかけ
当窓口の周知活動の一環で同社に訪問した際に、塩化ビニール材料にバイオマス原料を添加して新たなシュリンクフィルムを開発したとお聞きしました。現物を拝見したところ、見た目と手触りなどから紙のような風合いの特徴がありましたが、製品名称もなく知的財産権については特に何も手当されていないような状況でした。
支援概要
製品の見た目と風合いからネーミングを考えて商品ブランドとして商標登録することを提案し、検討していただきました。ネーミング創出には図表への書き出しによる見える化と商標候補の検討を行うと共に、J-PlatPatでの類似商標検索を活用するようアドバイスしました。また、本製品の量産においては色々な課題があったとお聞きしましたが、その解決方法などを含むフィルム製造技術は営業秘密として適切に管理するようアドバイスしました。
支援成果
製品ブランドとして、商標権「和shu」(商標登録第6229970号)を取得されました。量産・拡販に向けた設備拡大も行っています。同社はシュリンクフィルムの他に帯電防止・抗菌フィルム製品も製造しており、その応用製品である医療用製品についても商標登録出願するなど、社内の知財マインドの向上により知財への取り組みが積極的になり、新たな成果も出てきています。
企業コメント
当社は、今あるプラスチック(当社製品)にお客様が求めている技術革新をプラス(加えて提供)することで、お客様と共に当社も発展することを目標としています。今後は、知財総合支援窓口の支援をいただきながら、医療用プラスチックフィルム製品の開発提供を進めることにしています。
窓口担当者コメント
紙のような風合いの熱収縮フィルム「和shuR」の商標登録、量産時課題解決とノウハウ管理に寄与することが出来ました。同社は帯電防止フィルムや抗菌性フィルムも製造しており、その応用製品についての知財支援を継続してまいります。
(阿蘇 実)
熱収縮フィルム「和shu」に関する知財支援(617.3 KB)
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掲載年月日:2021年3月 3日