窓口支援事例
知財活用でフューネラル商品の競争力アップ
企業情報
- 所在地
- 神奈川県大和市
- ホームページ URL
- https://www.bel-fine.jp/
- 設立年
- 2016年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 2人
- 資本金
- 600万円
企業紹介
葬祭用のフューネラル関連商品の製造、販売を行っています。特に、葬祭用下着「セレモニーインナー」(登録商標)は、「身体に負担がかからず、着付けしやすい」が売りの自社開発製品であり、特許権及び意匠権を取得しています。その他にセレモニードレスなど自社開発したユニークな製品を多数取り扱っています。
相談のきっかけ
フューネラル関連商品を自社開発しており、その中でお客様からの要望で開発した仏衣下着について、知財権を取得したいと考え、相談窓口に来られました。従来品にない新しい構造と形状を備えた商品でしたので、特許権及び意匠権での権利取得を図るよう助言しました。
支援概要
仏衣下着の特許出願するに当たり、発明の課題、工夫した点、及び特徴的な構造を整理し、発明を把握することから支援を始めました。また、専門家(弁理士)からの支援も活用しました。仏衣下着のデザインについても、意匠登録出願から権利化までの一連の手続きを支援しました。また、商品名を商標として出願することを推奨し、当該商標の権利化を支援することで、商品のブランド力の向上に貢献しました。知財権として、特許権(2)、意匠権(11)、及び商標権(3)を取得できました。
支援成果
知財権による多面的な保護を確立することができ、製品及び事業の保護を強化することができました。さらに、これらの知財権を活用して、自社製品の品質及び技術力をアピールすることができました。また、付加価値の高い商品を開発し、その知財権を取得することにより、商品の競争力が向上すると共に、競合他社との差別化を達成することができ、社内の知財意識が高まり経営に知財を意識するようになりました。知財は社の内外で着目され売り上げも順調に伸びてきております。
企業コメント
特許庁への各種申請について、難しい作業や手続きが求められると躊躇していましたが、一緒に考え的確な支援を頂いてクリアすることができました。特許など知財権の各種登録を実現でき、従来なかった商材をマーケットに展開して事業を拡大する上で、訴求力が格段に高まり心から感謝しています。
窓口担当者コメント
開発された仏衣パンツは、ユーザーからも好評で、今後拡販が期待されます。また、今回の知財支援を通じて、発明発掘や知財権の維持管理などの知財体制も整備されつつあります。今後も知財が事業経営に役に立てるよう支援を継続していきたいと思います。
(高橋 光男)
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掲載年月日:2021年4月 9日
更新年月日:2024年1月16日