窓口支援事例
匿名
商標契約・法務著作権

トラブルで知った知財の重要性

企業情報

所在地
長野県
ホームページ URL
-
設立年
2018年
業 種
宿泊・飲食業
従業員数
5人以下
資本金

企業紹介

 当社は、360度の景色を楽しめる高原地帯に店舗を建て、大パノラマと料理を同時に楽しめることをキャッチフレーズに開業しました。

相談のきっかけ

 景色を題材にしたロゴマークを掲載した印刷物を作成したところ、近在の同業者から、自分達が経営している店のロゴマークと酷似しており、著作権を侵害しているとの主張がありました。また、ロゴマークについての協議要求、ホームページ・ネットに模倣である旨が掲載される等の対応がありました。

支援概要

 専門家(弁護士、デザイナー)のアドバイスを得て対応策を検討し、これまでの経緯を文書化すると共に、営業妨害のおそれがあることを加えて回答文書の作成支援を行いました。また、直接相手方と協議を行う際の注意点を説明しました。その結果、相手方は、当方のロゴマークの色を変えることで合意し、ホームページ・ネット上の主張も削除していただくことができました。ロゴマークや店名の商標登録を行なうことが、差違を明確にし長期的なトラブルの防止になることを説明し、それぞれの出願手続及び早期審査の支援を行いました。

支援成果

 以前より、同業界でトラブル回避には知財管理が有効であることをアドバイスしていたところ、相談者は知財の重要性に気づき、問題解決と共に、商標を登録しました。以降、トラブルは終息し、他のトラブルも発生していません。
現在は、登録された商標をトレードマークとして使用・PRし、マスコミにも複数回取り上げていただくようになりました。 

企業コメント

 長い間対応に苦慮していましたが、知財総合支援窓口に相談することにより、短時間で解決することができました。また、長期的な対応策をアドバイス・支援していただき、感謝しています。

窓口担当者コメント

 近在に同業者がいる場所に新規出店をする場合、同様の環境で同様のアピールポイントになり、トラブルが発生する恐れがあるので、日頃から人間関係を構築すると共に、知財での準備も十分に行いましょう。 (久保 順一)

トラブルで知った知財の重要性(599.2 KB)

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掲載年月日:2021年4月 9日

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