窓口支援事例
新商品のキャッチコピーを商標権で保護
企業情報
- 所在地
- 鹿児島県鹿児島市
- ホームページ URL
- https://www.ohariko-ohariko.com/
- 設立年
- 1983年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 4人
- 資本金
- -
企業紹介
当社は、オーダーメイドによる各種ドレス等の製作、ハイブランドドレスの寸法直し、思い出のある大切な洋服や着物をスタイリッシュでお洒落な洋服へ新しく蘇らせるリメイク等を中心に、1つ1つ手作りにより、お客様のニーズに寄り添った商品を提供しています。
相談のきっかけ
脱衣を伴う治療を必要とする入院患者の負担を軽減するために平面展開が可能で、かつ機能美溢れるパジャマを商品開発した際、新商品の宣伝販売に関する相談のために鹿児島県よろず支援拠点を訪れました。その際、知財権による保護の必要性を助言いただき、知財総合支援窓口を訪れました。
支援概要
商品は「平面パジャマ」という名前で 2019 年福岡デザインアワードで入賞し、地元の新聞・TVでも報じられました。当初、商品の特徴的な形状を意匠権で保護することを目指して出願しましたが、古い公知例により何人も権利化できないことが判明しました。そのため、知的財産権に関する取組方針を変更し、商品のキャッチコピーである「平面パジャマ」の知名度向上を積極的に図ることとし、商標出願を行いました。出願に際しては、自治体による知財活動に関する助成制度を活用し、無事に登録となりました。
支援成果
出願した商標は2020年4月に登録となり、商品名を保護できたことから、商業施設等で展示販売を積極的に進め、新商品の周知を図ることで、販売数も徐々に増えつつあります。当社では、新たな商品についても商標登録を行う等、知財意識の定着が進んでいます。
企業コメント
知財総合支援窓口の支援を受けたことで、安心して「平面パジャマ」の販売を進めることができます。今後の新商品開発においても、必要に応じて知的財産権による保護を図り、安定した事業運営に心掛けたいと思います。
窓口担当者コメント
知財活動に前向きに取り組んでいただいたことで、スピード感を持って知財対策を進めることができました。ユニークな商品であり、周知を図ることで販売拡大を期待します。
(亀井 英徳)
新商品のキャッチコピーを商標権で保護(600.0 KB)
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掲載年月日:2021年5月20日