窓口支援事例
株式会社髙橋型精
特許海外展開社内体制

ヘルスケア事業立上げを知財面でサポート

企業情報

所在地
山形県山形市
ホームページ URL
https://www.big-advance.site/s/166/1488
設立年
1943年
業 種
製造業
従業員数
60人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は事業開始から75年を超える金属製品製造業です。蓄積したノウハウと、熟練の「抜型」と「抜き加工」の技術の融合により、抜き型製造から試作・量産加工・各種評価まで一貫生産を確立。迅速なPDCAにより最適な抜き型提案とムダの無い加工工程を実現し、難材料加工も量産化を可能に。また、他に無いオリジナルカッティング技術でこれまで不可能とされていた加工や新たな価値を創造しています。

相談のきっかけ

 同社は多数の特許出願及び特許権を有しており、それらの管理は代理人に任せていました。しかし「これからは知財を自社管理するための体制を整えたい」とのことから、知財総合支援窓口に支援を要請されました。

支援概要

 自社で製造販売するために独自開発した「採便具」の特許出願などの整理を機に、国内外の特許出願手続の棚卸を行いました。その過程で、代理人に任せていた減免申請手続や外国での出願手続が一部滞っていたことを発見。これを受けてすぐさま課題の解決に向けた支援を実施し、国内特許出願を無事成立させることができました。また、販路開拓では山形県よろず支援拠点と連携したほか、海外輸出での英文注意書の作成では専門家(弁護士)を活用しました。

支援成果

 ヘルスケア製品3種類のうち「採便具」(特許第6765145号、商標登録第6145546号)は国内と外国で販売。「排泄物採取具」(特許第6908918号)と「マスク」(特許出願中)は国内で販売し、いずれも受注が増えてきています。また、ヘルスケア事業に従事する社員を2年連続して採用するなど社内体制も強化し、新たな事業の柱の確立に向けた取組を進められています。

企業コメント

 ものつくり企業の存続は移り変わる時代のニーズにあった製品を開発出来るかにかかっています。それが新規性、進歩性のある知的財産権を備えていなければ良質な製品を時間と資金を投入して会社の柱となるような採算の合う事業に育ちません。その中でご支援頂き感謝、御礼申し上げます。

窓口担当者コメント

 特許情報の整理・管理に関する支援を機に、ヘルスケア製品による新事業の立上げに知財面から関わらせていただきました。自社の強みを活かして開発されたヘルスケア製品群により、新たな事業の柱に成長されることを期待しています。 (三宅 茂樹)

ヘルスケア事業立上げを知財面でサポート(132.9 KB)

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掲載年月日:2021年10月 6日

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