窓口支援事例
株式会社想いを創る
特許商標契約・法務

家族への想いを創る小学生社長への支援

企業情報

所在地
福島県大沼郡会津美里町
ホームページ URL
-
設立年
2019年
業 種
その他サービス業
従業員数
0人
資本金
100万円

企業紹介

 当社は、社長が小学5年生(2021年現在、中学1年生)の時に設立した会社で、社名の「想いを創る」は社長自身の名前と弟の名前を由来としました。アイディア商品の開発や妖怪に関する本の出版、妖怪のオリジナルグッズ等の販売を行っております。また、当社社長は、「妖怪博士」として多数のTV番組出演に加え、大手出版社から本の出版も行っております。オリジナルグッズの収益の一部は、地元の医師会に寄付するなど社会貢献活動も実施しております。

相談のきっかけ

 当時小学3年生だった相談者は、お母さんが毎日洗濯物を干す姿を見て、簡単に干せて早く乾かせる道具を作りたいと考え、夏休みの宿題で「物干し補助具」を製作しました。その後、地方紙で連載している知財コラムを読んで特許に興味を持ったことから、家族で窓口を訪問されました。

支援概要

 まずは知財制度を理解いただいた後、専門家(酒井俊之弁理士)相談を活用して「物干し補助具」の特許及び意匠権の取得支援及び同社社名の商標登録支援を行いました。その後、商品化支援の要望も受け、特許庁の「福島知財活用プロジェクト」事業の活用を提案。同事業において大手100円ショップの「キャンドゥ」を紹介いただき、商品化にあたり同社と特許権のライセンス契約を結ぶことになったため、専門家(小池達哉弁護士)を活用し特許権のライセンス契約の支援を行いました。

支援成果

 特許権、意匠権、同社名の商標権(特許登録第6354011号、意匠登録第1607634号、商標登録第6240980号)を取得した後、キャンドゥと特許権のライセンス契約を結び、2021年2月から全国の店舗で商品の販売が開始されました。商品販売後は、小学生が特許を取得した商品として多くのメディアに取り上げられ、県内の店舗では特設コーナーが設けられるなど話題です。

企業コメント

 小学生の特許取得の相談でしたが、丁寧に子どもの話を聞いていただき感謝しております。商品化できたことで、たくさんの方に手に取っていただきました。夢の実現のサポートをしていただき、また社名の商標登録も支援していただき本当にありがとうございました。

窓口担当者コメント

 お母さんの家事を楽にさせてあげたいという純粋な想いに私をはじめ多くの支援者が共感し商品化に繋がったものと思います。今回の成功体験を活かし今後もアイディア商品の開発をはじめ色々な事業に挑戦してほしいです。今後の活躍を楽しみにしております。 (田島 隆博)

家族への想いを創る小学生社長への支援(133.8 KB)

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掲載年月日:2021年10月11日

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