窓口支援事例
尿量を4段階表示するセンサーで介護業界の課題解決に貢献!
企業情報
- 所在地
- 群馬県前橋市
- ホームページ URL
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- 設立年
- 2020年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 1人
- 資本金
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企業紹介
当社は、マイクロコンピューターを利用し電子計測技術や電子制御技術を駆使して、老人介護施設や障がい者介護施設での、介護者の労務負荷の軽減を目的とするユニークな装置の開発製造販売を行っています。
相談のきっかけ
同社は、洋服の上からタッチするだけで尿取りパッドの尿量を4段階表示する画期的な濡れセンサーを発明しました。その濡れセンサーを権利化すべく知財総合支援窓口に来訪されました。
支援概要
当該濡れセンサーの発明を特許化すべく、発明の構成要件を画定する要領及び先行技術の調査等を助言し、特許出願とその権利化を支援するとともに、今後の海外展開を見据え、PCT出願に関する支援を行いました。また、実際の商品デザインに関して、意匠登録出願を支援しました。
今後の量産対応に向けた製造委託先との秘密保持契約等に関しては、弁護士相談等を行いながら支援を継続しています。
支援成果
特許出願に対する拒絶理由に対して、専門家(弁理士)を活用して対応し、特許査定されました。また、商品のバリエーション展開及び補助金活用等については、よろず支援拠点コーディネーターと連携して支援。品質を向上させるためにフィールドテストを実施したアライアンス先が販社(介護会社C社)となり、新商品リリースを実現(約150台を製造販売中)。さらに、専門家(弁理士)を活用して、C社の大人用及び幼児用の2つの商品名に関する商標権を取得。C社はクラウドファンディングによる資金獲得にも成功し、群馬イノベーションアワード2020にて入賞。知的財産で多面的に保護する知財ミックス戦略を実践し、事業展開を進めています。
企業コメント
今回の商品開発は、比較的速やかに進展しました。その計測技術や制御方法は、既存技術と汎用部品等の組合せですが、特許権等による保護を行い、市場競争力のある商品開発を目指していました。INPIT群馬県知財総合支援窓口様の絶大なご支援のもとで、現在に至ることができました。
窓口担当者コメント
相談者は、当該濡れセンサーは、未来のケアシステムを構築する第一段階と位置付け、さらなる高みを目指しています。窓口では、次の新製品に関する知財の保護及び活用について、先行的かつ重点的な支援を継続しています。
(飛田 雅之)
尿量を4段階表示するセンサーで介護業界の課題解決に貢献!(137.4 KB)
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掲載年月日:2021年10月18日