窓口支援事例
クリアランスで知財リスクを排除、満を持して米国進出!
企業情報
- 所在地
- 千葉県佐倉市
- ホームページ URL
- https://shop.deigocorp.co.jp/
- 設立年
- 2017年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 3人
- 資本金
- 100万円
企業紹介
当社はベビー用フードタオルなどの企画・製造・販売をしています。「DEIGO(ディーゴ)」のブランド名は、沖縄の"デイゴの花"が由来で、デイゴの花の花言葉は、「夢」「活力」「生命力」であり、全ての子供たちが大きな夢に向かって活力あふれた元気な子に育って欲しい、そんな願いからつけました。
相談のきっかけ
同社は、製品の米国に進出に向けてJETROの支援を受けていました。米国で製品販売するには商標を取得した方が良いとのJETROからのアドバイスを受け、2017年7月にINPIT千葉県知財総合支援窓口に米国商標出願等に関する相談がありました。
支援概要
まず、他者の商標権を侵害していないか確認するため、登録商標のクリアランス調査の支援をしました。そして、米国出願を考慮して日本にロゴ「DEIGO」を商標出願したところ、商標登録第6060640号となりました。次に、米国出願について、マドプロ出願・パリ条約出願も検討しましたが、米国は使用主義のため、まず、商標を付した製品を米国へ輸出しました。その後、2020年8月に専門家(松本龍太郎弁理士)と共に米国商標出願の準備と中小企業外国出願支援事業の申請の検討をしました。
支援成果
公益財団法人千葉県産業振興センターの2021年度千葉県中小企業外国出願支援事業(補助金)の申請を支援し、無事に採択されましたので、2021年7月に米国商標出願を完了させました(US.Se. 90838476)。
また、2021年4月頃、中国企業から中国進出の提案がありましたが、INPIT海外知的財産プロデューサーと共に進出するか否かを検討し、模倣品対策及び米国進出に傾注するという観点から中国進出を見合わせました。
企業コメント
正直申し上げまして商標登録についての知識が全く無かったところからスタートし、日本での商標登録を済ませ、更に米国の商標登録の出願までご指導いただきました。段階的に適切なご指導をいただきましたこと大変感謝しております。ありがとうございました。
窓口担当者コメント
2017年に、まず日米の第三者商標のクリアランスを行い、米国出願の前に商標を付けた製品を米国で販売して使用実績を作り、そして、外国出願補助金の支援を受けて、2017年から4年かかりましたが、同社の努力の成果と思っています。
(窪田 芳雄)
クリアランスで知財リスクを排除、満を持して米国進出!(115.7 KB)
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掲載年月日:2021年11月 8日