窓口支援事例
革命的なステンレスすのこと給餌装置で養豚農家の生産性向上へ
企業情報
- 所在地
- 高知県安芸郡奈半利町
- ホームページ URL
- http://u-chika.com/index.html
- 設立年
- 1990年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 6人
- 資本金
- 1,010万円
企業紹介
当社は家畜用給餌器・捕獲用オリの製造を行っています。環境に優しい製品をご提案し、業界No.1の技術で安全で安心な製品の開発に取り組んでおります。代表商品は、家畜用給餌器やステンレスすのこ、組立型で安全かつ取扱簡単な捕獲オリです。
相談のきっかけ
同社社長は、「エサ棒が前後左右に動揺して、ホッパーに衝撃を与えることで餌を切り出す機構を有する家畜用給餌器」という技術について自社で特許出願をしておりましたところ、拒絶理由の通知があり、対応について支援してほしいと知財総合支援窓口に来られたのがきっかけです。
支援概要
「家畜用給餌器」の拒絶理由通知対応については、拒絶理由を解消し、特許権を取得するための書類作成について専門家(弁理士)等を活用し支援を実施しました。
さらに、新しく革命的な畜舎・畜舎用製品「ステンレスすのこ」を開発されたため、知財保護について専門家(弁理士)等を活用しながら支援を実施しました。また、海外展開も視野に入れているとのことでしたので、事業計画については高知県産業振興センターものづくり地産地消・外商センターと連携して支援を行い、国内外の出願については専門家(弁理士)等を活用しながら支援を行いました。
支援成果
「家畜用給餌器」については日本で特許権を取得(特許第6659076号)。「ステンレスすのこ」については国内出願、海外については外国出願補助金を利用して米国・中国・台湾・欧州・カナダ・韓国での権利取得を目指しています。知財活動により商品の価値や信頼性を高められ、知財活動が事業経営に貢献しています。「家畜用給餌器」・「ステンレスすのこ」ともに設置・施工実績を増やしており売上も順調に伸びています。今後は海外展開にも力を入れたいとの意向です。
企業コメント
知財の課題について知財総合支援窓口では適切なアドバイスをいただくことができました。また新たな事業における知財の課題についても専門家などを含め一緒に知財戦略についてもご支援いただきました。今後も国内の知財保護、海外展開及びブランド戦略などについても窓口を幅広く利用して、知財活動を行っていきたいと考えています。
窓口担当者コメント
同社は、知財活動に積極的な会社です。国内では「家畜用給餌器」・「ステンレスすのこ」について顧客のニーズに応えるために様々な改良を行いながら製品開発を積極的に進めてこられました。今後計画している海外展開についても連携機関と一緒に引き続き支援させて頂きます。
(畠山 佳子)
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掲載年月日:2021年11月 8日