窓口支援事例
共同技研化学株式会社
特許商標社内体制

社内体制の構築と知財経営の定着により中小企業庁長官賞の受賞へ!

企業情報

所在地
埼玉県所沢市
ホームページ URL
https://www.kgk-tape.co.jp/
設立年
1979年
業 種
製造業
従業員数
80人
資本金
5,000万円

企業紹介

 当社は創業以来約40年にわたり、両面テープや機能性フィルム等の開発・製造・販売を行っている多機能性フィルムの製造メーカーです。特に分子勾配膜接着フィルムは当社の基本技術(特許多数保有)を生かした開発商品であり、工業材料として建材、自動車、電子電材等々幅広い分野で使用されており、日本発明大賞など多くの外部表彰を受賞しています。

相談のきっかけ

 同社は、これまでも埼玉県知財総合支援窓口をご利用いただいていましたが、関東経済産業局の支援プログラムを受けることをきっかけに、窓口担当者が加わって新たな支援体制を組み、知財経営に係る支援を進めることになりました。

支援概要

 全社的に知財経営に取り組む為の体制構築を支援し、従業員の知財マインド向上等を目的として社内知財セミナーを開催しました。また、産学連携支援センター埼玉と連携して大企業との共同開発を支援。さらに、埼玉県産業振興公社取引支援グループや埼玉県よろず支援拠点とも連携し、従来製品や新製品について販路開拓等を支援しました。

支援成果

 知財兼務者の選任・配置、職務発明取扱規程の策定、先行文献調査方法習得等、社内における知財管理体制の構築をすることができました。また、他の支援機関と連携して支援することで販路開拓及び売上高の更なる増加を支援しました。さらに、関東地方発明表彰への応募を支援したところ、見事「分子勾配膜粘着フィルム(特許第4608422号)」の中小企業庁長官賞受賞に至りました。

企業コメント

 知財総合支援窓口を利用し、専門分野だけでなく、技術、営業を含めた一般業務域でも差異化、権利化が重要と学びました。また、特許庁へ自社で商標出願する方法を学び、積極的な商標戦略と費用効果が得られました。中小企業庁長官賞の受賞は我が社の大きな誇りになり、今後も知財経営に邁進していきたく思います。

窓口担当者コメント

 同社は多くの優れた人材を擁し、率先垂範される経営陣の下で日々努力されている模範的な中小企業です。窓口担当者からの助言等も快く受け入れてくださる広い度量があり、今後も継続的に成長されることが期待できる大変楽しみな企業さんです。 (高橋 洋三)

社内体制の構築と知財経営の定着により中小企業庁長官賞の受賞へ!(144.3 KB)

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掲載年月日:2021年11月25日

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