窓口支援事例
自社初のオリジナル商品に知財を加えて模倣品抑止と消費者の信頼アップ!
企業情報
- 所在地
- 長野県安曇野市
- ホームページ URL
- https://www.transcend-corp.com/
- 設立年
- 2019年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 5人
- 資本金
- 300万円
企業紹介
当社は、アルミ材などの金属加工製品の開発・製造・販売を行っています。海外メーカーとの協力関係を活かして、お客様の利益を最優先に考えたベストソリューションを提供しています。新しい時代を新しい創意で、商材は「モノ」だけではなく、心に「幸せ」を満たすサービスを提供する様、頑張っております。
相談のきっかけ
同社は、アイランドキッチンの普及と共に年々需要が高まっているフラット型レンジフードの吸引力をアシストするための自社オリジナル商品の開発に取り組まれました。開発にあたり、構想設計の段階から知的財産権により自社商品を保護したいと希望され、長野県知財総合支援窓口へ相談に来られました。
支援概要
相談者はオリジナル商品の知的財産を保護したうえでの商品化まで企図されていたため、出願・権利化支援及び地元商工会と連携した商品化支援を実施することとしました。まずは、出願に先立ち、先行調査の助言や出願書類の作成に係る支援を行い、製品構造を実用新案権で、商品名を商標権で保護するために各々出願し、首尾よく登録することが出来ました(実用新案登録第3229863号、商標登録第6445162号)。また、安曇野市商工会(田中経営支援員)と連携してマーケティング戦略、商品コンセプトづくり、ブランド化、販路開拓のステップについても支援しました。
支援成果
開発したオリジナル商品の商品名は主婦層をターゲットにした”Kitchen Tiara”とした上で、登録番号を明示し、顧客への安心と模倣品の抑止を促すことができました。また、安曇野市商工会との連携により、商品販売の基本構想や売り上げ目標達成に向けたステップが明確化され、自社開発商品第1号の事業化の基盤を形成することができました。
企業コメント
知的財産の出願・権利化、ブランド化、商品化など多面的なアドバイスをいただき、自社オリジナル商品の上市が現実味を帯びてきました。知財総合支援窓口は気軽に相談できるため、今後も活用させていただきたきます。また、知的財産を有効利用して事業を有利に展開していきたいと思います。
窓口担当者コメント
知的財産権は、企業規模にかかわらず、模倣品を排除して自社商品を保護したり、顧客に対する信用度を高めたりする上で、大きな武器になります。同社の新商品は性能とネーミングが見事に調和して、上市後の売り上げ拡大が期待されます。
(小沢 益也)
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掲載年月日:2021年11月29日