窓口支援事例
有限会社ハイビスカスクッキングスクール
契約・法務事業・経営

『沖縄薬膳みそ』のライセンスによる販路拡大支援

企業情報

所在地
沖縄県沖縄市
ホームページ URL
https://yakuzenmiso.base.shop/about
設立年
1997年
業 種
製造業
従業員数
3人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は、密閉容器販売を行う会社として設立されましたが、その後同事業を譲渡し、現在は「沖縄薬膳みそ」の製法を伝える料理教室、同みその製造販売を事業の主軸としています。同みそは、2種類の密閉容器と圧力鍋等があれば設備は必要とせず、栄養価の高いみそができる技術であり、2004年「味噌とその製造方法」で特許出願、2010年に登録されました。特許取得後は、文部科学大臣表彰や沖縄の産業まつりでの沖縄県知事賞受賞、沖縄市のふるさと納税返礼品にも認定されています。

相談のきっかけ

 同みその作り方を学んだ料理教室の受講生から同みその製造販売を行いたいとの要望があり、過去他社と締結したライセンス契約書を見直したいと、INPIT沖縄県知財総合支援窓口に相談に来られたのがきっかけです。

支援概要

 まず年間の売上の多くを料理教室から得ている現状を踏まえ、同みその販売や製法のライセンスを含め、どのような売上構成とするか目標を立てました。その上で、ライセンスに際し製法をきちんと守ってもらうための資格認定や、双方にメリットのあるライセンス条件を検討し、今後の標準的な契約書のひな型をまとめるための支援を行いました。また、ライセンス先や代理店を増やしていくためには、同みその広報を強化する必要があることから、沖縄県よろず支援拠点(仲宗根功コーディネーター)とも連携し、インターネット上の広報、販売促進などについて支援しました。

支援成果

 その後、同社は個人事業主や就労支援施設等とライセンス契約や販売代理店契約を締結することができました。また自社ウェブサイトでオンライン販売を行いつつ、量販店等へ取り扱いを広げるため営業先の開拓をしています。

企業コメント

 製法保護のみならず、特許取得の味噌製品として、知名度向上にも役立っています。料理教室や販路の拡大の過程で生じる契約についてアドバイスを受け、トラブルを防ぐ準備ができ、安心して楽しく仕事ができております。また、沖縄県よろず支援拠点のアドバイスもあり、インターネット通販を開始できました。

窓口担当者コメント

 同みその製法習得を希望する受講生たちが、受講終了後、ライセンス契約を通じ独立しており、地域の創業希望者や女性グループなどの雇用拡大にも寄与している、地域貢献型の知財だと思います。県外での認知度を高められるよう支援したいです。 (宮川 準)

『沖縄薬膳みそ』のライセンスによる販路拡大支援(130.7 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2022年2月 8日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点