窓口支援事例
コロナ禍における挑戦活動から生まれた新製品
企業情報
- 所在地
- 愛知県安城市
- ホームページ URL
- https://miyako-industry.co.jp/
- 設立年
- 1988年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 12人
- 資本金
- 500万円
企業紹介
当社は、金属加工業を主とした生産設備メーカーです。主に自動車メーカーや、その系列の生産現場に対し、物流用容器や搬送用設備の製作を顧客要求に合わせて設計・生産し、納入しています。一貫生産体制を強みとし、短納期生産・試作・量産へ順応性を活かし、幅広い設備へのニーズにお答えしています。また、自社の強みを活かした商品開発にもチャレンジしています。
相談のきっかけ
同社は、安城ビジネスコンシェルジュの支援を受け、そこから大学や社外技術者の力も借りながら、業務用空気清浄機の開発を進めてこられました。本製品の知的財産権の保護について、INPIT愛知県知財総合支援窓口の外部窓口でもある、安城ビジネスコンシェルジュの定例相談会を利用されたことがきっかけで支援を開始しました。
支援概要
業務用空気清浄機の特許・意匠出願に関し、先行技術調査及び特許性と意匠性について、専門家(弁理士)を活用した支援を行い、2件の特許出願、2件の意匠登録出願を完了されました。また、商標出願も支援し、5件の自社による商標登録出願の手続をされました。また、他社との研究開発に関する秘密保持契約書について専門家(弁護士)を活用した支援を行いました。さらに、販売戦略等に関し、愛知県よろず支援拠点の2名のコーディネーターと連携して支援を行いました。
支援成果
特許2件、意匠2件について登録でき、また、出願中商標のうち1件は登録される見込みであり、これを営業活動に活かしていくことができています。また、秘密保持契約書に関し、専門家(弁護士)のアドバイスを受け、方向付けすることができました。また、愛知県よろず支援拠点の支援を受け、販売戦略や、顧客に認知しやすいHPの考え方を理解され、自社戦略の活用に利用されています。
企業コメント
当社は、INPIT愛知県知財総合支援窓口による知財権の重要性の理解、知財権の取得支援、秘密保持契約書支援、さらに、連携機関であるよろず支援拠点による専門家のアドバイスを受け、新規事業の体制づくりができ、感謝しております。
窓口担当者コメント
下請けの割合が多くなりがちな金属加工業において、自社の強み及び外部の技術者も活用し、自社ブランドの商品を立上げられました。事業化における知財関係、契約書、販売戦略などについてサポートできたと思います。
(飯島 英雄)
コロナ禍における挑戦活動から生まれた新製品(117.9 KB)
このページを印刷する
掲載年月日:2022年2月10日