窓口支援事例
インバウンド人気商品を外国商標の保護により海外展開!
企業情報
- 所在地
- 滋賀県東近江市
- ホームページ URL
- https://village-nishimura.com/
- 設立年
- 2019年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 33人
- 資本金
- 300万円
企業紹介
当社は、パイをメインに洋菓子の製造及び卸をしています。創業当初は洋菓子の製造のみ行っており、商品を問屋に納めるだけでしたが、2011年から卸業も始め、各販売店へ直接納品しております。それにより、お客様の声が当社に届きやすくなり、より良い商品づくりが可能になりました。なかでも、えびを使った商品は東海地区で人気商品になり、インバウンド向けとしても好評です。
相談のきっかけ
同社の商品は中部国際空港セントレアの免税店で販売実績が高く、特に中国・マカオの海外からの引き合いがありました。そこで、インバウンド需要だけでなく海外展開も検討され、外国商標出願について東近江市商工会(前田能利氏)に相談されたことから、INPIT滋賀県知財総合支援窓口で支援することになりました。
支援概要
外国商標出願について支援する中で、外国出願の基礎となる日本の登録商標について不備があることが判明し、不備解消の手続について支援しました。また、外国出願国の一つが中国であるため、専門家(松下ひろ美弁理士)を活用して、出願の内容、特に指定区分・商品について支援を行いました。
さらに、外国出願補助金制度の事業を活用するよう助言し、応募された結果、無事採択され、外国商標出願を完了されました。
支援成果
適切でなかった日本の登録商標(商標登録第5689984号)について問題を解決でき、外国出願用としての新規な商標(商標登録第6509854号)をして、応募された外国出願支援事業に採択され、外国商標出願を完了されました。海外向け商品の商標保護により海外に支障なく販売できるようになり、中国での継続的な販売も実現。売上増加を達成されました。
企業コメント
免税店での売上増加により、海外輸出を模索しており、近畿経済産業局主催「食品輸出海外展開促進事業 海外展開塾」でマカオ、中国への輸出の道が開けました。しかし、模倣品や商標を取られる懸念があったため、商標出願の支援をしていただき、安心して輸出に専念できる様になりました。
窓口担当者コメント
東近江市商工会との連携にて、海外展開のための外国商標の保護による海外への販売に向けての進展支援ができ、売上増に結び付いていることは、担当者としては嬉しい限りです。今後も継続的に支援を行っていきます。
(吉井 映滋)
インバウンド人気商品を外国商標の保護により海外展開!(122.4 KB)
このページを印刷する
掲載年月日:2022年3月 2日