窓口支援事例
即席でつきたて餅を再現!「柔らかさを持続する餅」の知財支援
企業情報
- 所在地
- 愛知県江南市
- ホームページ URL
- https://omochi-kakumei.com/
- 設立年
- 2017年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 8人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は2017年に会社を設立し、同年、和カフェ「抹茶文庫」を開店。主な事業は食品製造業、飲食店経営で、近年は食品工業技術センター(名古屋市)と岐阜県食品科学研究所(岐阜市)から助言を受け「柔らかさを持続する餅」の研究開発に注力しています。この度、商品化第1号の、水と混ぜて電子レンジで温めて生餅を作る粉末「もっちもちのおもちキット」を上市するに至りました。
相談のきっかけ
粉末の餅の知財化について、愛知県よろず支援拠点より紹介を受け、INPIT愛知県知財総合支援窓口を訪問されました。長年の研究成果を知財で守るために、様々な支援内容をご活用いただいております。
支援概要
まず、商品開発の段階で、特許の基礎知識やノウハウの秘匿等の支援をし、粉末の製法について弁理士事務所に依頼され、特許出願しています(特願2020-150487)。次に、ブランド専門家の活用や、よろず支援拠点と連携し、商品パッケージを完成させ、新商品として発売することが出来ました。2020年は、「ものづくり・商業・サービス高度連携促進事業」にも採択され、HACCPに沿った衛生管理について支援し、生産体制の整備が完了しました。さらには、知財ビジネス評価書も申請していただき、金融機関とも、販路開拓や新製品開発のための専門家の活用といった面で連携することができています。
支援成果
国内の上市に留まらず、INPIT海外知的財産プロデューサーも活用し、近い将来の海外展開に向けての情報収集も進展中です。さらに、現在はノウハウを守るべく営業秘密管理についても支援中であり、長年の研究成果を知財で守るために、様々な支援内容をご活用いただいております。
企業コメント
皆様のお知恵をお借りしながら8世紀からある古い食材「餅」をブラッシュアップしています。
テーマは「安心・安全・美味」で、日本の歴史を変える商品を2022年に発表してまいります。
INPIT愛知県知財総合支援窓口には様々な面でご支援を頂き感謝申し上げます。
窓口担当者コメント
『餅』に対する情熱あふれる同社の支援にあたり、知財総合支援窓口の支援メニューを上手くご活用いただき、餅の企業として大きく成長を遂げていただく一助になればと思います。これから新たな餅の商品化もスタートしていきますので、今後の展開が楽しみです。
(寺尾 千賀子)
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掲載年月日:2022年3月24日