窓口支援事例
有限会社岡田樹脂工業
特許意匠商標

研究を重ねた大ヒット商品の権利化で海外へ!

企業情報

所在地
群馬県富岡市
ホームページ URL
-
設立年
1970年
業 種
製造業
従業員数
26人
資本金
400万円

企業紹介

 当社は、プラスチック製品の成形加工をしています。社員でありJSBA公認プロスノーボーダーでもある岡田幸義氏が、これまで金属製だったスノーボード用プレート(スノーボードの足元に取り付ける部材)を、樹脂で作れないかと研究を重ね、「OJK Plate」を開発しました。

相談のきっかけ

 「OJK Plate」は、軽くて扱いやすいだけでなく、初心者でもターンがしやすくなるということでスノーボーダーの間で同社の想定以上の爆発的なヒット商品となりました。本商品について何とか権利を取得できないか、とのご相談がINPIT群馬県知財総合支援窓口にありました。

支援概要

 「OJK Plate」を販売した後のご相談であったため、「新規性喪失の例外」を適用して意匠出願することにしました。意匠に強い専門家(峯弁理士)を活用して、スノーボードの操作性につながる特徴的な形状部分について意匠出願を支援し、権利取得ができました(意匠登録第1673082号、第1673083号)。その後も、アルミ製フレームを内蔵した改良版プレートについて、特許出願を支援しました。また、海外展開を視野に入れたロゴマークの外国商標出願も支援し、登録されました(国際登録番号1561023号)。

支援成果

 日本での大ヒットに続き、海外からも「OJK Plate」を取り扱いたいとのオファーがあり、中国・韓国へ輸出をスタートしました。
また、2021年のシーズンから販売開始した樹脂製プレート「DRAGDAKE」も順調に売れ行きを伸ばし、「OJK Plate」を超えるロケットスタートを切っています。

企業コメント

 窓口担当者とお話させて頂けると、色々なアイデアが出てきたり、勉強になったり、凄く心強いです。新しいアイデアを思いついた時は、必ず知財総合支援窓口に相談するようにしています。

窓口担当者コメント

 特許・意匠・商標・海外展開の一連の支援を通じて、「開発した製品は、知財と契約で守る」という知財マインドが培われたと思います。もともと目の付け所がよく、製品開発力も高い企業さんのため、これからもヒット商品を開発されると期待しています。 (浅川 陽子)

研究を重ねた大ヒット商品の権利化で海外へ!(141.7 KB)

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掲載年月日:2022年3月29日

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