窓口支援事例
知財保護の熱心な取組が会社のPRに繋がる!
企業情報
- 所在地
- 和歌山県和歌山市
- ホームページ URL
- http://www.pvc-kawamoto.co.jp
- 設立年
- 1964年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 51人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社はプラスチックの溶接・組立・切削・曲げ加工を行い、主に受注生産で製品を作っています。特に溶接技術は30名もの溶接技術者を擁し、高い技術力を誇っています。
これまで塩化ビニル、アクリルなどの材料を取扱っていましたが、「炭素繊維強化プラスチック溶接技術」を開発し、この技術を活用した事業を新しい柱にしようと取組んでいます。
相談のきっかけ
同社は、新たに開発した「炭素繊維強化プラスチック溶接技術」を新事業の柱にしようと取組みましたが、これまで知財面の対応が手薄でした。そのため、この新事業を契機に、開発技術の特許化、職務発明規程や営業秘密管理の整備等の知財の強化を目指し、INPIT和歌山県知財総合支援窓口へ相談に来られました。
支援概要
同社は知財面を強化するために熱心に取組み、INPITの重点支援にも採択されました。
また、専門家も積極的に活用されました。特許は田村善光弁理士、秘密保持規程は齋藤政敏先生、職務発明規程は山村正明先生、営業秘密管理規程はINPIT関西知財戦略エキスパートの藤盛謙二先生がそれぞれ規程作成を支援しました。
支援成果
特許では田村弁理士の指導の下、「溶接棒と溶接方法」の特許を2021年4月に出願し、早期審査の後、8月に特許査定となりました(特許第6935962号)。さらに、秘密保持、職務発明、営業秘密管理の各規程も専門家の指導の下に作成して新事業を進める体制が整いました。
これらの成果は外部イベントでの同社のプレゼンテーションやテレビ放映されるなど新事業のPRにも役立っています。
企業コメント
会社の経営を行いながら特許出願や各規程類の整備を進める事に負担を感じる事もありましたが、専門家の先生方の熱心なご指導もあり、ほぼスケジュール通りに計画を進める事ができました。
これにより、自信をもって新事業を進める事ができます。
窓口担当者コメント
窓口支援に対して熱心に取組まれた結果、期待通りの成果がありました。
今後更に、特許出願、外国出願、他企業へのライセンス契約なども進められるとの事ですので、引き続き当窓口を利用していただければと思います。
(辻本 善博)
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掲載年月日:2022年3月29日