窓口支援事例
株式会社三秀堂
商標デザインブランド

老舗和菓屋の知財ブランディング支援でコロナ禍でも売上増!

企業情報

所在地
神奈川県平塚市
ホームページ URL
https://www.navida.ne.jp/snavi/100577_1.html
設立年
1951年
業 種
製造業
従業員数
5人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は、昭和26年の設立以来、約68年の永きにわたって神奈川県平塚市で愛され続けてきた和菓子の名店です。素材にこだわった昔ながらの伝統和菓子に加えて、葛をアイスのようにアレンジした新食感のモダン和菓子(「葛BAR」登録商標済)の販売も開始し、性別・年齢を問わず幅広い客層に好評を頂いています。これからも和菓子の良さを活かした美味しい創作菓子を皆様に提供し続けたいと思います。

相談のきっかけ

 開発した新商品の和菓子に付す商品名について、他人の登録商標との抵触を確認するためのクリアランス調査と商標出願を行うことを目的に、中栄信用金庫からの連携支援でINPIT神奈川県知財総合支援窓口に来訪されました。その際には、知財や商標について、あまり知識をお持ちではありませんでした。

支援概要

 和菓子の商品名について、複数の商標権の取得を支援しました。さらに、同社が長く使用してきた未登録の商号商標についても商標の利活用のアドバイスをし、専門家(高原弁理士)を活用して権利化を支援しました。その結果、「三秀堂」、「湘南平塚三秀堂」、「七夕のかほり」、「葛BAR」等の商標権を取得しました(商標登録第6200515号、第6224362号等。)また、包装紙についても、専門家(大地工業デザイナー)を活用して、新商品の創作和菓子に適した新しいデザインの包装紙の制作を支援しました。

支援成果

 自社ブランドの権利化を達成することができました。また、支援を重ねることで、他人の権利を尊重すると共に、自社権利を確保するといった知財活動が定着しました。さらに、取得した商標権を活用して商品をPRすると共に、ネットショップ等での新しい販路を開拓した結果、商品の品質の良さが認められ、コロナ禍にも関わらず、商品の売り上げも順調に伸びています。

企業コメント

 知財総合支援窓口を利用したことで、商標権を含め知財に係わるリスクを回避することが出来きました。また、複数の商標登録出願の申請において迅速にアドバイスを頂き大変感謝しております。オリジナル商品を販売する上で今後も積極的に利用させて頂きたく思います。

窓口担当者コメント

 老舗和菓子屋でありながら、時代や消費者の嗜好の変化に応じた新しい和菓子を次々と開発しています。それに加え、戦略的に商品のブランディングを行うことで、商品の売り上げを伸ばしています。今後も、知財を経営に活かし、一層の事業拡大が期待できます。 (高橋 光男)

老舗和菓屋の知財ブランディング支援でコロナ禍でも売上増!(586.0 KB)

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掲載年月日:2022年4月14日

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