窓口支援事例
醸造・紀乃井 林商店
商標ブランド

商品名をいち早く保護し、安心して販路拡大へ

企業情報

所在地
富山県高岡市
ホームページ URL
https://www.kinoi-shop.com/?mode=f7
設立年
1886年
業 種
製造業
従業員数
4人
資本金

企業紹介

 国宝・瑞龍寺門前にある糀・味噌製造所です。当製造所では伝統的な糀・味噌商品だけでなく、トマト、安納芋、かぼちゃを原料としたベジタブル味噌など、新商品開発にも積極的に取り組んでいます。

相談のきっかけ

 同製造所は以前より「ベジタブル味噌」のブランディングや販売方法について、INPIT富山県知財総合支援窓口にて、ブランド専門家からアドバイスを受けておられました。今回「かぶら寿し」について、他者との差別化を図るための新商品として、魚の切り身でなく生ハムとチーズを挟んだかぶら寿しを開発され、このレシピの保護について窓口にご相談をいただきました。

支援概要

 専門家(大谷弁理士)を活用し、商品のネーミングの商標登録による保護について助言を受け、相談者は商品名「かぶら寿し生ハムチーズ」について商標登録出願することとされました。販売の際、また商標登録の際に品質誤認を招かない指定商品の表現について大谷弁理士から、また窓口から書類作成等のアドバイスを受けながら「かぶら寿し生ハムチーズ」及び「生ハムチーズかぶら寿し」の2つについて出願し、いずれについても商標登録を受けられました(商標登録第6452776号、第6452777号)。

支援成果

 商標登録を受けたことをホームページでも紹介され、同様の商品を出すときに誰でも付けたくなるネーミングであることから、他者が類似商品を開発・販売することへの牽制や抑止効果を得ることができ、また、商標が登録されたことから安心して自社製品の販路拡大を進めていけることとなりました。かぶら寿しの生産が盛んな地域へも、安心して新聞チラシ折り込みを行うことができ、その結果、贈呈品を含めて同製造所の直売店の売上が上昇しました。

企業コメント

 地元の伝統食品「かぶら寿し」に、若い世代に親しみのある「生ハム」「チーズ」を加えた商品です。商品力を消費者にシンプルに伝える商品名の保護について窓口で指導を受けた結果、スムーズに商標登録を受けることができ、非常に感謝しています。安心して効果的な宣伝活動を行うことができ、販路拡張、売上実績の上昇につながりました。

窓口担当者コメント

「かぶら寿し生ハムチーズ」は好評でリピーターの方も多く、相乗効果で他のかぶら寿し商品や味噌商品の販売も上昇したそうです。この後に開発された新商品についても、ネーミングの商標登録による保護に取組まれています。 (林原 幹雄)

商品名をいち早く保護し、安心して販路拡大へ(116.7 KB)

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掲載年月日:2022年4月14日

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