窓口支援事例
ブランド化に基づく知財経営支援
企業情報
- 所在地
- 宮城県岩沼市
- ホームページ URL
- https://www.rikyu-gyutan.co.jp/
- 設立年
- 1990年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 2,100人
- 資本金
- 3,000万円
企業紹介
当社は、牛タン専門店からスタートし、自社で原料となる牛たんの仕入れから製造加工、販売、直営の飲食店舗での提供までを一貫して行っております。今では仙台の牛タンは全国的にも有名であり、牛タンを取り扱う同業者も多いことから、当社としてのオリジナリティを出すべく、ブランド強化のみならず、ブランドとして一体感のある和菓子や飲料品の新ブランドの立ち上げも行っております。
相談のきっかけ
自社商品の販売や直営の飲食店舗の海外展開を始めるにあたり、海外における社名や商品保護のため、外国商標の取得方法について相談を受けました。また、国内商標に関しても、ブランド力強化のためにどのように商標を取得していけばよいか模索中でした。
支援概要
海外展開の際の注意点等をINPIT海外知的財産プロデューサーから助言を受け、海外への出店計画を作成した後、みやぎ産業振興機構やJETROの外国出願補助金制度を利用して、韓国・中国・台湾・シンガポール・タイでの商標取得の支援を行いました。また、取扱商品の多様化に伴い、随時藤木博弁理士の支援を受け、国内商標に関してロゴ商標等の事業上活用し易い権利取得のための支援を行いました。
支援成果
外国商標の取得により、海外展開も不安なく計画通り進めることができました。また、登録商標を多くの商品に表示することにより、他社との差別化を図り、顧客満足度と信頼度が向上し、営業力強化とブランディング戦略が加速しました。さらに、知的財産についての社内会議を定期的に行い、ロゴや商品企画の協議・決定をすることで、知財を活用した経営戦略を策定できるようになりました。また、同社は、知的財産権制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献されたことから、特許庁から「令和4年度知的財産権制度活用優良企業等」として表彰されました。
企業コメント
知財総合支援窓口が行っている様々な支援を利用させていただいたことで、当社商品のブランド化が図られ、商品の種類や店舗数の拡大を実現できました。また、食品業界におけるブランド力の重要性を認識できました。今後もより一層の発展を期すべく、知財経営を推し進めていきたいと思います。
窓口担当者コメント
知財担当者が自社の経営課題を知財(商標)により解決できることを実践していただいたことが大きな成果だと思います。創業時からの牛タンをメインに据えながら、多様な商品展開を行い、今後の自社の経営力がアップすることを期待しています。
(森 一英)
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掲載年月日:2022年7月26日