窓口支援事例
ヒット商品のブランド化支援による事業拡大
企業情報
- 所在地
- 宮崎県都城市
- ホームページ URL
- https://shoeido-okashi.com/
- 設立年
- 1901年
- 業 種
- 菓子製造・販売
- 従業員数
- 20人(パート含)
- 資本金
- 400万円
企業紹介
当社は、明治34年(1901年)に宮崎県の都城市にて創業した菓子店です。長い歴史の中で「美味しさ」にこだわり、その時代に合ったお菓子を作り続けています。また、地元素材を取り入れた安心安全なお菓子作りにも取り組んでおり、和菓子と洋菓子の融合など、食べた人の暮らしに寄り添う、お菓子作りを目指しております。
相談のきっかけ
最初の相談は、和テイストのクッキーとして販売していた商品「なごみ」に対して商標権侵害の警告文が届いたとのご相談でした。「なごみ」については名称を「菓心なごみ」に変更して無事商標登録第5915987号の登録を受けています。今回は、さらに改良を加えて人気商品になっている商品「九州純バタークッキー」の名称を商標登録したいとの相談でした。
支援概要
まず、商標権制度と「九州純バタークッキー」の商標としての識別力について説明しました。「九州純バタークッキー」を文字商標で出願した場合、品質表示として拒絶される可能性があったことから、専門家(弁理士)を活用して出願態様(デザイン文字で出願)についての助言を行いました。その後、拒絶理由通知が送達されましたが、再度、専門家を活用して意見書の作成を支援しました。
支援成果
支援により、無事、人気商品となっている「九州純バタークッキー」を商標登録することができました。(商標登録第6541815号)現在、「九州純バタークッキー」は、県内のチェーン店の他、ネットショップや全国展開している量販店でも販売を行っており、リピート率も高く、発売1年で20万袋を達成するなど、事業拡大につながっています。
企業コメント
窓口の支援で、商標権制度について理解を深めることができましたし、侵害や拒絶理由通知の対応など、貴重な経験をすることができました。
また、知財の専門家に直接相談できるため、中小企業にとって大変役立つ事業だと思います。
窓口担当者コメント
同社は、お客様に喜んでいただくために知恵や工夫を凝らした商品作りに取り組んでいらっしゃいます。これからも新たなニーズに合った商品を開発されていくと思います。商標権を活用したブランディングによる更なる事業拡大を期待しています。
(轟木 博)
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掲載年月日:2022年7月27日