窓口支援事例
地域特性を活かした法要記録カレンダーの開発
企業情報
- 所在地
- 沖縄県那覇市
- ホームページ URL
- -
- 設立年
- 2022年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 1人
- 資本金
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企業紹介
「目に映らなくても共にある」大切な方の法要を忘れないように...との想いから「沖縄スーコーカレンダー」を作っています。カレンダー形式の年忌法要録ですので、生活になじむようデザインしています。故人に想いをはせるだけでなく自分のルーツ、先人達の知恵、目に見えない世界を感じ想像することで、今を大切に...人も環境も自分も大切に生きていくことにつながると思っています。
相談のきっかけ
沖縄地域では、故人が亡くなってから一年忌、三年忌、七年忌、十三年忌、二十五年忌、三十三年忌として法要を行う年忌焼香(スーコー)と呼ばれる習慣があります。これを記録及び管理するためのカレンダーを考案され、特許権で保護できないかと、相談のために来訪されました。
支援概要
これまでにない商品であったため、専門家(弁理士)も同席してヒアリングをし、特徴を整理した上で意匠権を活用してはどうかとのアドバイスを行いました。意匠登録出願の手続きに関しても支援を行い、同社が自ら意匠登録を済まされました。この手続きに並行し、商品化に向けて沖縄県よろず支援拠点と連携した支援も行いました。ターゲットやコンセプトの整理をし、書店や葬儀屋、仏具屋等を通じて営業や販売を行うことや、年忌焼香の説明や紹介も含めること等に関して検討を行いました。
支援成果
カレンダーのデザインに対して意匠登録(第1710902号)を取得され、商品パッケージにも登録番号が表示されています。本カレンダーは先祖を大切にする沖縄地域の特性を活かした商品です。沖縄県内で手に取ってもらうために、書籍の卸業者への営業を行われ、2022年6月には沖縄県内の一部書店やスーパーで販売を開始しました。
企業コメント
一主婦の「作りたい!」の想いにご支援していただき、INPIT沖縄県知財総合支援窓口様、沖縄県よろず支援拠点様には、感謝しています。まだまだ勉強中ですが、これからも愛される商品づくりをしていきたいと思います。何かの「種」をお持ちの方、まずは相談することをおすすめします。予想もしなかった未来につながるかもしれませんよ。
窓口担当者コメント
生活の中で考案されたカレンダーでしたが、周囲からの「欲しい!」の声を受け、商品化に向けて進めてこられました。今後、より多くの方からの「欲しい!」に応えられる商品になっていくことを楽しみにしています。
(金城 泉)
地域特性を活かした法要記録カレンダーの開発(134.0 KB)
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掲載年月日:2022年7月27日